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F1 ニュース

投稿日: 2016.11.14 04:42
更新日: 2016.11.14 06:36

F1ブラジルGP:大雨、SC、赤旗……大荒れのレースをハミルトンが制し、逆転王座獲得へ望みをつなぐ

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F1 | F1ブラジルGP:大雨、SC、赤旗……大荒れのレースをハミルトンが制し、逆転王座獲得へ望みをつなぐ

 日曜のサンパウロは朝からしとしとと雨が降り続き、完全ウエットコンディションで決勝のスタートを迎えた。雨脚はそれほど強くはないものの、午前中のサポートレースでは大きなクラッシュが相次ぐなど路面コンディションは良好とは言えず、ブラジルGP決勝も荒れた展開になりそうな予感が漂っていた。

 Q1の最後にターン4でジョリオン・パーマーのアタックを妨害したエステバン・オコンには3グリッド降格ペナルティが科され、オコンは最後尾グリッドに下がりザウバーの2台が繰り上がった。

 ブラジルGPのドライタイヤは、速いがデグラデーションが大きくライフの短いソフトと、ライフは長いが遅いミディアム、そしてミディアムと大差のないハード。予選ではQ3進出の全車がソフトタイヤを選んでおり、11番グリッド以降のドライバーがどのタイヤをスタートに選ぶか予想が難しい状況だったが、ウエットトラック宣言がなされたことで2スペックのタイヤ使用義務も含めて全てが白紙となった。

 イギリスに続いて今季2度目のウエットレース。グリッドに向かうレコノサンスラップでロマン・グロージャンが、最終コーナーを立ち上がったところで川に足を掬われてスピンを喫し、アウト側のコンクリートウォールにクラッシュしてしまった。大健闘の7番グリッドを獲得していたが、グロージャンのレースはスタート前に終わってしまった。

 このコンディションのためスタートは10分ディレイとなり、各車はグリッド上でコンディションの回復を待つこととなった。そして午後2時10分にセーフティカー先導でスタートが切られることに。このため規定により全車がエクストリームウエットタイヤを履いてグリッドを離れる。天気予報ではスタートから30分は雨脚が弱まるものの、その後は再び強まるという難しい展開が待ち構えている。

 スタートから1コーナーまでの距離が短いインテルラゴスだけに、先陣争いはポールポジションのルイス・ハミルトン有利と見られていたが、ハミルトンは争うことなく首位の座を守ってレースへと突入することとなった。


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