話題の多かった2020年F1シーズンだが、ピエール・ガスリーとアルファタウリ・ホンダの初優勝は、中でも大きなハイライトだった。そのウイニングマシンAT01の開発責任者であるジョディ・エギントンに、レッドブルの姉妹チームのテクニカルディレクターとしての仕事、2021年型『AT02』の開発について聞いた(全2回)。
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産業デザインを大学で専攻したエギントンは、1996年にティレルに入社する。しかしチームがBARに買収されるとF1を離れ、レース用ギヤボックスメーカーのXトラックに移籍。その後プロドライブに転職と、しばらくはF1と関係のない仕事を続けた。