2021年F1第15戦ロシアGP決勝レースを観戦したファンの投票による『ドライバー・オブ・ザ・デー』と、最速ラップを叩き出したドライバーに贈られる『DHLファステストラップ・アワード』、最速のピットストップ作業を行ったチームに与えられる『DHLファステスト・ピットストップ・アワード』の受賞者が決定した。
ロシアGPのドライバー・オブ・ザ・デーに選ばれたのはマクラーレンのランド・ノリスだ。予選で自身初のポールポジションを獲得したノリスは、決勝レースのスタートでは2番グリッドのカルロス・サインツJr.(フェラーリ)にトップの座を奪われてしまうが、13周目にオーバーテイクを決め首位を奪回する。
その後もノリスはミディアムタイヤをうまくマネジメントし快走を見せるが、レース後半には王者ルイス・ハミルトン(メルセデス)が背後まで迫る展開に。なんとかハミルトンを抑え込んでいたノリスだったが、終盤に降り始めた雨に足元をすくわれ後退。初優勝の可能性もあったが、失意の7位フィニッシュとなった。
そんなノリスはロシアGPのDHLファステストラップ・アワードも獲得し、レース中盤の39周目にハードタイヤで1分37秒423というファステストラップを記録している。
DHLファステスト・ピットストップ・アワードを制したのはバルテリ・ボッタスのメルセデスとなり、28周目にピットインしたボッタスを2.45秒でコースに送り出している。2位には2.50秒でピエール・ガスリーのアルファタウリ・ホンダ、3位は2.60秒でシャルル・ルクレールのフェラーリという結果になっている。