レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

F1 ニュース

投稿日: 2017.01.07 21:16
更新日: 2017.01.07 21:21

2017新春F1覆面座談会(2)ロズベルグ後任の最有力候補、ボッタスの真の評価は?

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


F1 | 2017新春F1覆面座談会(2)ロズベルグ後任の最有力候補、ボッタスの真の評価は?

 F1フリークのみなさんは、電撃引退したニコ・ロズベルグの後任候補や、2017年のニューマシンについての想像を膨らませながらシーズンオフを過ごしていることだろう。その気持ちは我々も同じだが、好き勝手に発言するなら、いまこそが絶好の機会だ。

 新春恒例の覆面座談会という形でお届けしている毎年恒例の企画。パート2となる今回も、ちょっと毒舌なジャーナリストと、個性的なフォトグラファーがきわどいトークを展開した。そのため、彼らの身元を明かすことは難しい。以下に最小限のプロフィールを紹介するのでこれで勘弁してほしい。

A氏:美食と美女には一家言ありの情報通ジェットセッター
B氏:見た目はラテン系、足とタフさで独自のネタを稼ぐ、プレスセンターの主
C氏:今回初参戦、見た目も心も超体育会系なアート系フォトグラファー

■バルテリ・ボッタス加入でチームの戦力はダウン?もうひとりの候補、パスカル・ウェーレインの意外な弱点とは?

──ロズベルグの後任候補は、既報の通りボッタスが最有力のようだが。

A氏「恐らくね。ただ、ルイス・ハミルトンはロズベルグのセットアップの大部分をコピーしていたらしいから、ボッタスが入るとチーム全体の戦力が落ちる可能性がある。彼(ボッタス)が出てきたときは、キミ・ライコネン以来、4人目のフィンランド人チャンピオンが生まれると言われていたものだが、伸び悩んでしまったね。結局、チームメイトのフェリペ・マッサに圧倒的な差を付けて勝てなかった。とはいえ、チーム内部の本当の評価というものは分からないものだが。フォース・インディアのチーム内ではニコ・ヒュルケンベルグの評価が圧倒的に高いわけだからね」

B氏「そう。ヒュルケンベルグのフォース・インディアでの評価を見てもわかるように、チーム関係者は実際の走行データを見ているから、外野にいる私たち以上に正確に評価していると思う。例えば、メルセデスの評価もウェーレインよりもエステバン・オコンのほうが高かったし、逆に、ハースをクビになったエステバン・グティエレスの評価は成績以上に低かった。このスポーツでは速くないドライバーとマシンのセットアップができないドライバーはいくら持参金があってもトップチームのシートには座れないものなんだ」

C氏「私は個人的にボッタスに期待しているよ。ヤツは間違いなく速いし、良いマシンに乗れば絶対にチャンピオン争いができる才能を持っていると思う」

A氏「私はまだ懐疑的だな……フェラーリがボッタスを選ばず、ライコネンを残留させた経緯もあるし。でも、奥さんは素敵だね」

C氏「君はああいう女性がタイプなのか(笑)。まあ、未知数な要素があったほうがシーズンは面白くなるじゃない。遅ければ1年でクビだろうし、もしハミルトン並に速ければエキサイティングなシーズンになる。そこは本当に楽しみだ」

B氏「ただし、そのボッタスに関して忘れてはならないのが、今回メルセデスに行く可能性が高いのはあくまでロズベルグが電撃引退したから。もし、ロズベルグが引退していなければ、(マネージャーが)トト・ウォルフという強いコネがありながらもメルセデスに行けなかっただろうし、フェラーリも取らなかったことを考えると、チーム関係者からの評価はそれほど高くないかもしれない。ただひとつ未知数なのは、ボッタスは、フォーミュラ・ルノーでダニエル・リカルドといいバトルをやってたことだ。つまり、同じマシンなら、ハミルトンともいい勝負をしてもおかしくはない」


関連のニュース