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F1 ニュース

投稿日: 2017.01.10 20:00
更新日: 2017.01.10 20:18

2017年F1覆面座談会(3)マクラーレンのお家騒動がホンダの足を引っ張る?

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F1 | 2017年F1覆面座談会(3)マクラーレンのお家騒動がホンダの足を引っ張る?

■ロン・デニスのご乱心。チーム内の指揮系統は大混乱

──PUの性能だけでなく、メディアやチームとの関係も改善してきたホンダに対し、マクラーレンのチーム内部は混乱している様子だ。

A氏「そう。長谷川さんの指揮でホンダ側は地道に改善を続けていたんだが、マクラーレン内部の迷走ぶりには拍車がかかっている。ヨースト・カピート(16年9月にマクラーレン・レーシングのCEOに就任)が途中チームに入ってきたけど、彼のパドックでの存在感はゼロに等しかった。なんと、最初は無線の使い方すら分かっていなかったんだ! 結局、チームのあらゆる場所に首を突っ込んで指揮系統を混乱させたロン・デニスと一緒に更迭されてしまった。カピートは何の為にチームに入ったんだか……」

B氏「私は今回のデニス更迭は、デニスとマンスール・オジェ(マクラーレンの共同オーナーでTAGグループの代表)の対立ではなく、じつはジョナサン・ニール(マクラーレンのマネージング・ディレクター)によるクーデターではないかと考えている。あまりにもご乱心なデニスの行動にチーム内が混乱して、チーム内からの『なんとかして、ジョナサン』という声を吸い上げてのものだったと思う。そこでニールがオジェにお願いして、役員会でデニスを失脚させたんじゃないかな。デニス更迭後のアブダビでチームを率先して指揮していたのは、新しくエグゼクティブディレクターに就任したザク・ブラウンではなく、ニールだったからね」

A氏「デニスはもはやマクラーレンのF1チームでの居場所はなかったのに、ホンダのミーティングにも顔を出して、横槍を入れていた。そして、現場監督のエリック・ブーリエ指示すべきことをデニスが行っていた。まさにご乱心というわけだ」


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