元FIA会長のマックス・モズレーは、2017年に導入される新ルールによってF1は間違った方向へ進んでしまったと考えている。
F1は今年大きく刷新され、より大きなウイングとタイヤを装着した幅広のマシンによって、ラップタイムが速くなると予想されている。
変更がオーバーテイクに与える影響についてはすでに懸念する声が上がっていた。F1公式タイヤサプライヤーのピレリは、オーバーテイクが非常に難しくなりマシンがつながって走るようになるリスクがあると警告している。
モズレーはITVのインタビューで次のように述べた。「私の個人的見解だが、F1は間違った方向へ行ってしまったかもしれない」
「私だったら、空力面を抑えて、おそらくメカニカルグリップを増大させるだろう」
「意図的にマシンを速くしようとすることに疑問がある。なぜなら過去40年から50年にわたってFIAによって導入されたすべてのルールは、マシンのスピードを遅くするための、遅いかもしくは安全にするためのものだったからだ。スピードを速くすることが危険なのは明白なことだ」
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