中盤に入ると、今回もロマン・グロージャンに代わってロータスのFP1を託されたジョリオン・パーマーが20番目でタイムを記録し、全車のタイムが出揃う。路面は依然として湿った部分が残っているものの、各車はミディアムタイヤで引き続き周回を重ねていき、セッション折り返しを前に今度はレッドブルのダニエル・リカルドが1分29秒台に入れてトップに浮上した。
その後も路面コンディションの向上とともに上位のタイムは何度も塗り替えられ、残り30分を前にメルセデスAMGのニコ・ロズベルグが1分27秒台のタイムで首位に浮上。トップの最高速も360km/hを超えてくるなど、本格的なドライコンディションのなか各車は大きなアクシデントもなく周回を重ねていった。
ところが、残り30分を切ったところで、アタック中のロズベルグがターン12のブレーキングでオーバーランし左右のリヤホイールから出火するというトラブルが発生。ロズベルグは無事にピットまで戻ることができたが、その後はしばらくガレージで時間を失うことになってしまった。