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F1 ニュース

投稿日: 2017.03.02 20:18
更新日: 2017.03.02 20:26

F1 Topic:連日のクラッシュ、会見に大遅刻……新人ストロールの扱いに苦慮するウイリアムズ

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F1 | F1 Topic:連日のクラッシュ、会見に大遅刻……新人ストロールの扱いに苦慮するウイリアムズ

 前日、3月1日のテスト3日目でクラッシュし、マシンにダメージを負って最終日の走行が心配されていたウイリアムズが、3月2日のテスト開始直前の午前8時56分に正式に最終日のテストに参加しないことを表明した。

 3月1日にクラッシュしたのは、ルーキーのランス・ストロール。午後4時すぎに、5コーナーの出口でスピンしたストロールのマシンはコントロールを失い、タイヤバリアにクラッシュ。

テスト3日目にクラッシュを喫したストロール
テスト3日目にクラッシュを喫したストロール

 フロントウイングだけでなく、左側のフロントサスペンションにもダメージを与えてしまった。このクラッシュでその日の残りのテストを終了しなければならなくなったウイリアムズだが、問題はそれだけにとどまらなかった。

 事故の後、メディアの前に姿を現したパフォーマンスエンジニアリング責任者のロブ・スメドレーは「マシンの左側にひどいダメージがある。詳しく見ているところだが、どの程度ダメージが及んでいるのかは、現時点で正確に判断することはできない。判断するにはもう少し時間がかかる。したがって、最終日の木曜に走れるかどうかは、まだわからない」と、深刻な表情で語った。

 1回目のテスト最終日となる3月2日は、開幕前に行われる人工的なウエットコンディション下で、2017年マシンにピレリの新しいウエットタイヤを装着して行われる最初で最後のウエットテストだけに、どのチームにとっても重要な一日。そのため、ウイリアムズは徹夜で新車FW40の修復にあたったが、テスト開始の午前9時までに間に合わず、ウエットテストを断念した。

 チームによれば、「午後から2台目のマシンの修復作業を開始し、2回目のテストの初日となる3月7日の参加は問題ない」という。

 ストロールのクラッシュによって、ウイリアムズは最終日のウエット走行を失ったが、問題はそれだけらとどまらない。ウイリアムズはマシンのコントロールだけでなくルーキーのストロールの制御も効かなくなっているからである。


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