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F1 ニュース

投稿日: 2017.03.17 10:42
更新日: 2017.03.17 10:45

【F1新車分析】ウイリアムズFW40:Tウイングを加えた16年型の純粋進化形

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F1 | 【F1新車分析】ウイリアムズFW40:Tウイングを加えた16年型の純粋進化形

技術ウォッチャーの世良耕太氏が、2017年のF1新車、ウイリアムズFW40の気になるポイントを解説。基本的に昨年の進化系となったFW40。大きな見どころはTウイングか。 

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ウイリアムズFW40
2017年 ウイリアムズFW40

 2017年シーズンに臨むウイリアムズFW40は、16年型FW38の純粋進化形に見える。突起を残したノーズまわりの構成はそのままだし(1)、フロントウイングの構成もバルセロナテストまでのところ、FW38と大きく変わらない(2)。

2016年 FW38
2016年 FW38

 ステアリングタイロッドをアッパーアームまたはロワーアームと前後平行に配置していないのもFW38と同じだ(3)。フォース・インディアと同様で平行に配置しないのは少数派だが、サスペンションアームと平行にせず独立して配置することで、タイロッドにも空力的な役割を担わせているのだろうか。

2016年 ウイリアムズFW38
2016年 ウイリアムズFW38

2017年 ウイリアムズFW40
2017年 ウイリアムズFW40

 昨年型とあんまりそっくりなので間違い探しのような状況になるが、バージボード~ポッドウイングの作り込みもFW38と変わっていない(4)。このエリアは17年のレギュレーション変更で開発自由度が大幅に高まっているのだが、高い自由度を生かしているようには見えない。16年までの延長線上で十分に性能が出せるということなのだろうか。それとも、まだ、そこまで手が回っていないのだろうか。


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