特集

2016.10.05

【WEC富士】水平対向ではなくV型。ポルシェ919の量産モデルとの違いと特徴


2連覇に向けて、今シーズンもランキングトップを守るポルシェ919ハイブリッド。

 いよいよ10月14日に開幕が迫ったFIA世界耐久選手権(WEC)第7戦富士。ル・マン24時間の迫力を味わえる1戦で、ポルシェファンがWEC富士をかなりお得に観戦できるプランが存在するのはご存知だろうか。

 ポルシェチームのVIPエリアでプレミアムに観戦できる『ポルシェチームラウンジ』チケットと、専用スタンド席で観戦できる『ポルシェファンシート』のふたつから選ぶことができる。

ゆったりと観戦するなら、『ポルシェチームラウンジ観戦チケット』がおすすめだ。
ゆったりと観戦するなら、『ポルシェチームラウンジ観戦チケット』がおすすめだ。

 詳細はこちらのページに譲るとして、まずはWEC富士に備えて、チャンピオンカーであるポルシェ919ハイブリッドがどんなマシンなのか、今から予習しておこう。

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 ル・マン24時間レースで2連覇を達成したポルシェ919ハイブリッドが、富士スピードウェイにやって来る。10月14日(金)〜16日(日)に開催される「2016 FIA 世界耐久選手権 第7戦 富士6時間耐久レース」に参戦するためだ。

 2016年型919ハイブリッドの識別は簡単だ。ヘッドライトが進化している。2015年型は量産モデルと共通する「4 in 1」のコンセプトを取り入れた4眼式LEDを採用していた。2016年型はリフレクターを利用した多セグメント式を採用。照射範囲を広げるのが目的で、特に側方への照射を重視した。

 常時点灯モードでは12に分割したセグメントのうち4つを点灯して4 in 1を表現。昨年までと同様、ライティングで「ポルシェ」と分からせる仕掛けだ。また、ピットレーン走行時は中央に埋め込んだ識別用のカラーLEDを1号車はマゼンタ、2号車はシアンに点灯させる。

横方向への視認性を上げる目的で改良された2016年版のヘッドライト。号車ごとに色も異なる。
横方向への視認性を上げる目的で改良された2016年版のヘッドライト。号車ごとに色も異なる。

 表情を印象づけるヘッドライトは大きく変わったが、車両の設計コンセプトはル・マンに復帰した2014年以来、不変だ。すなわち、過給ダウンサイジングの思想を取り入れた小排気量直噴ターボエンジンと、2種類のエネルギー回生システムを組み合わせる。

 2016年のトヨタTS050ハイブリッドが自然吸気エンジン(3.7リッターV8)からターボエンジン(2.4リッターV6)に切り換えたため、ポルシェ、トヨタ、アウディと自動車メーカー3社が参戦するLMP1-Hカテゴリーのガソリン勢は2社とも過給エンジンとなった。2年遅れてトヨタがポルシェに追随した格好だ。

2.0リッターV型4気筒直噴ターボで熱回生エネルギーが可能なポルシェ919のパワーユニット。
2.0リッターV型4気筒直噴ターボで熱回生エネルギーが可能なポルシェ919のパワーユニット。

 ポルシェ919ハイブリッドが搭載するのは、2.0リッターV型4気筒直噴ターボである。ポルシェといえば、911や718が搭載する水平対向エンジンのイメージが強いが、耐久レースに使用するエンジンはあえてV型を選択した。バンク角は90度だ。モノコックやギヤボックスと締結し、車体骨格の一部として機能させるには水平対向よりもV型の方が理に適っているからである。

■熱エネルギー回生システムを唯一備えたパワーユニット


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