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投稿日: 2018.05.17 11:45
更新日: 2018.05.17 11:43

「モータースポーツ好きを満足させたい」。レース好き制作陣が手がける映画『OVER DRIVE』はクルマファン必見

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インフォメーション | 「モータースポーツ好きを満足させたい」。レース好き制作陣が手がける映画『OVER DRIVE』はクルマファン必見

 人気俳優の東出昌大さん、今をときめく新田真剣佑さんが出演する、兄弟の絆を描いた映画『OVER DRIVE』が6月1日に全国の劇場で公開される。ラリー競技を題材とした本作はモータースポーツファンも納得の仕上がりになっている。

 映画『OVER DRIVE』は公道を舞台に争われるモータースポーツ、ラリーを題材とした映画。東出さん演じるメカニックの檜山篤洋と、新田さん演じるドライバーの檜山直純が所属するチーム『スピカレーシングファクトリー』の戦いや、ふたりの兄弟愛を描いた作品だ。

 本作のメガホンを取ったのは、映画『海猿』や『MOZU』『暗殺教室』などを生み出してきた羽住英一郎監督。“スーパーカー世代”という羽住監督は大のクルマ好きでモータースポーツ好き。「いつかはモータースポーツ物(の作品)をやりたいと思っていた」という羽住監督は「モータースポーツが持つエンターテインメント性やスペクタクル性、1位以外は全員敗者といった考え方」などに惹かれ、モータースポーツの魅力に引き込まれた人物。

メガホンを取った羽住英一郎監督
メガホンを取った羽住英一郎監督

 ただ羽住監督は「サッカーなど(多くの人が見たことのある)スポーツ物(作品)は本物の迫力には勝てない」と考えているといい、「そこで、まだ見たことのある人が少ないカテゴリー」としてラリーを題材にした映画の製作を決めた。

 こう語る羽住監督は、ひとりのモータースポーツ好きとして、これまで公開されてきたモータースポーツ系映画の描写や設定に不満を抱えていたといい、この映画を作るにあたって「モータースポーツ好きを満足させたい」という思いがあったという。

舞台となるラリー選手権ではセイコーが冠スポンサーを務める
舞台となるラリー選手権ではセイコーが冠スポンサーを務める

 その監督の意思が強く表れている点のひとつが、登場するマシンやシリーズについているスポンサー。例えば戦いの舞台となるラリー選手権ではセイコーが冠スポンサーを務めており、『SEIKOカップラリーシリーズ(SCRS)』として開催されている。

 また、主人公たちが所属するスピカレーシングファクトリーの冠スポンサーとして電機メーカー大手のPioneerが協力しているほか、ライバルチームにも航空会社のスターフライヤーなど実在のメジャー企業が名を連ねている。

主人公たちが所属するスピカレーシングファクトリーにはPioneerのロゴが大きく掲げられる
主人公たちが所属するスピカレーシングファクトリーにはPioneerのロゴが大きく掲げられる

「こういうところで、誰も知らない企業が就いていたり、(実在企業と)一文字違うようなロゴが就いているとガッカリすると思うんです」と羽住監督。

「やっぱり本物じゃないと説得力がありません。架空のカテゴリーですけど、日本のモータースポーツがこれくらい盛り上がって欲しいという想いもあります」

ライバルチームにもスターフライヤーがスポンサーについている
ライバルチームにもスターフライヤーがスポンサーについている


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