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モタスポブログ

2016.06.22

アゼルバイジャンで吸い寄せられた豪華な……@ヨーロッパGP現地情報


モタスポブログ | アゼルバイジャンで吸い寄せられた豪華な……@ヨーロッパGP現地情報

バクーで初めてのF1グランプリは無事、閉幕。今回はコースウォークに続いて、ジャーナリストの尾張さんが、街の雰囲気をレポートします。とりあえず、マーシャルさんたちの間で「自撮り棒」が活躍したことは間違いなさそうですが……。

ニコ・ヒュルケンベルグ
ニコ・ヒュルケンベルグ

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アゼルバイジャンって、どこ? バクーって何? という人のための、第二弾です。1回目は「バクー・シティ・サーキット」を紹介したので、2回目はサーキットの外へ出てみました。

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まずはバクーの空の表玄関となるヘイダル・アリエフ空港です。ヘイダル・アリエフとは第3代の大統領で、1991年にアゼルバイジャンが当時のソ連から独立したあと、西側諸国との関係を強化して、経済を発展させたとか。2003年に亡くなり、現在の大統領はヘイダルの長男イルハム氏。一応、選挙で選ばれたんですが、世襲政治が批判の的となっており、それを批判した者への言論弾圧に対して、人権団体がバーニー・エクレストンに公開質問状を出していました。しかし、街中を歩いていて、グランプリに対するデモや、2012年バーレーンGPのような緊張は感じられませんでした。

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こちらはバクー市内にある国立美術館。伝統的な建物ばかりかと思いきや、このように近代的な建物もあちこちに見られます。第二のドバイと言われる所以です。

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昨年開催された第1回ヨーロピアン・ゲームスの会場に使用されたスタジアム。ヨーロピアン・ゲームスとは、ヨーロッパの人たちによるミニ・オリンピックなんだそうです。はじめて知りました。

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サーキットのゲート付近に待機しているのは正規の軍隊。F1のセキュリティを担当しているオーストリアの警備会社「CAM」のスタッフによれば「今回はアゼルバイジャンの軍隊がサーキット周辺のセキュリティを担当してくれたので、我々のスタッフは、いつもより少ない60人程度だった」とのこと。

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私が訪れたなかで、もっとも豪華なつくりのケンタッキー・フライドチキン。内部は、いたって普通でした。人生で初めてアルバイトしたのがKFCなので、ちょっと気になってしまいました。

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これらのコンテナは、F1チームの機材を運ぶためのもの。市街地コースなので、パドックは狭く、必要な荷物を出したあとのコンテナは街中の道路に置かれていました。コースの中には一般の人たちが暮らしているアパートも多数あるので、コンテナの脇を普通に歩く姿が。他のグランプリでは見られない不思議な雰囲気でした。

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こちらはロンドンタクシーと同じような、バクーのタクシー。メーターもあるのですが、だいたい交渉で決まります。アゼルバイジャンの通貨は「マナト」で、ホテルからサーキットまでは片道5マナト(約350円)が相場でした。

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カナダからの連戦で、あっという間に終わったような気がする、初めてのアゼルバイジャン。たった6日間では、何もわからないまま、帰路につきました。続きは、また来年!

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ヨーロッパとアジアの十字路にあって、もちろんロシアの香りも……。


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