Shots!──熱田カメラマンのバクー、日曜日。レース後の最高の食事と美女。
ヨーロッパグランプリ、終わりました。
だいたい、なんでアゼルバイジャンがヨーロッパGPなのか? ってところがまずは疑問だったんですが、そんなことはどうでもいいくらい、カナダとの2連戦は疲れました・・・
カナダは時差が厳しく寒く、カナダからアゼルバイジャンへの移動が日本経由しか安く移動できないために57時間40分という過去最高の移動時間がかかり、そして、このヨーロッパGPのタイムスケジュールがいつもより3時間遅かったので、終わってホテルに帰るのがいつもより遅くなり、それで寝不足になって、さらにサーキットのバスが少ないのでコースでは汗をかきつつ撮影場所まで長距離を歩かなければならず。。。という愚痴ですかね。
今年は、2連戦が4つもあり、しかも連続するんですよね。。。
でも、いつもなら連戦取材自体は移動距離が短いので体は楽だし、経費も分散できるので助かるんですが、今年最初のこの2連戦は僕の海外取材生活の中でも一番しんどかったなあ……ということで、今は日本に帰ってきて神保町の事務所でこれを書いています。
日曜日のレース後の夜12時過ぎにサーキットから直接空港に行って、月曜の夜羽田に着きました。まあ、元気に帰ってこれてホッとしています。
勝ったのは、ロズベルグ選手。
もう、なんと申しますか、圧勝でしたね。勝ち負けだけを見れば、非常につまらないレース展開でした。ル・マン24時間の劇的なレース展開とは、月とスッポン状態。メルセデスのこのサーキットの速さは、カテゴリーが違うんじゃないかというくらいずば抜けて見えました。
でも、その後ろの集団のバトル、1コーナーでの争いはそこそこ面白かったかな。
ハミルトン選手の追い上げも5位まで。。。
PUのセッティングを、走りながらステアリングで操作していたとか?
アロンソ選手、ギヤボックストラブルでリタイア……
アルコール宣伝禁止の今回は、真っ白なレーシングスーツ。なんだか、寂しい感じ。
バトン選手は、11位完走。ポイント獲得ならず……ストレートスピードが要求されるバクーで、マクラーレンホンダのマシンは精彩を欠きました。
シャーシの空力ドラッグが大きいのか、PUの出力が不足しているのか、どっちもなのか。
ペレス選手頑張りましたね! メルセデスPUが有利だということだけではく、いざという時に表彰台に立てるというのは大切なことです。
レース残り3周の時に撮影した、小さめのグランドスタンド。お客さんの入りは7割くらい……だいたい、どこのグランプリでも初開催というのは、満員になるんですけれどここは違いました。そもそも、観客席の数自体も少なかったのにどうしたんでしょ? アゼルバイジャンでのF1人気がないのか、ものすごくチケット代が高いのか??? このサーキットを設定するのに、莫大な費用がかかっているわけです。街の中心と旧市街地を長い時間サーキットに変更するわけですからね。残念なことです。