モンスターエナジーNASCARカップは3月26日、第5戦フォンタナが行われ、カイル・ラーソン(シボレーSS)が優勝した。
ポールポジションからスタートしたラーソンはレース大半でマーティン・トゥルーエクスJr.(トヨタ・カムリ)とステージ1~2の勝利を分け合うなど、激しい優勝争いを展開する。
迎えた最終ステージ、ターン1~2にかけてのマシンスタビリティでトゥルーエクスJr.を上回るラーソンが逃げの体勢に入り始める。
しかし、レース終盤にタイミングでコリー・ラジョイ(トヨタ・カムリ)がウォールにヒット。これによりイエローコーションとなると、ラーソンらがピットインするなかで、トゥルーエクスJr.やデニー・ハムリン(トヨタ・カムリ)はステイアウトする戦略に出る。
コースに留まったハムリン、トゥルーエクスJr.を先頭に迎えたリスタート、ライバルよりフレッシュタイヤを装着する4番手のラーソンは抜群のスタートを決めて、前を走る3台のオーバーテイクし、トップに復帰してみせた。
その後、リッキー・ステンハウスJr.(フォード・フュージョン)がスピンしたことで再度イエローコーションとなり、レースはNASCAR独自の延長システム“オーバータイム”を迎える。
このリスタートでも、ラーソンは危なげない走りでポジションをキープすると、そのままトップでチェッカー。昨年の第24戦ミシガン以来となる勝利を手にした。なお、ラーソンは並行して参戦するエクスフィニティシリーズでも勝利しており、この週末は2連勝となった。
2位はブラッド・ケゼロウスキー(フォード・フュージョン)、3位はクリント・ボウヤー(フォード・フュージョン)が続き、終盤タイヤ無交換のギャンブルに出たトゥルーエクスJr.は4位でフィニッシュしている。
モンスターエナジーNASCARカップ第6戦は4月2日にバージニア州マーティンズビルで決勝レースが行われる。
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