FIAヨーロピアンF3の公式テストが3月28日、オーストリアのレッドブルリンクでスタートし、1日目はカラム・アイロット(プレマパワーチーム)がセッション2で1分23秒304でトップタイムをマークした。
ハンガロリンクでのテストからわずか3日のインターバルでスタートしたレッドブルリンクでのヨーロピアンF3公式テスト。この日は午前、午後のセッションが行われ、午後にアイロットがマークした1分23秒304が最速となった。
今季ヨーロピアンF3の2年目を迎えたアイロットは「まだテストだし、トップタイムだからと言ってポイントがもらえるわけじゃない。ファステストもスリップがうまく使えた、ちょっとしたラッキーだよ」と語った。
2番手につけたのはマキシミリアン・ギュンター(プレマパワーチーム)。3番手にはランド・ノリス(カーリン)がつけ、中国のジョウ・グァンユー(プレマパワーチーム)が4番手。インド人ドライバーのジェハン・ダルバラ(カーリン)が5番手につけた。
ルーキードライバーとして最上位につけたのは、今季からヨーロピアンF3に挑戦する佐藤万璃音(モトパーク)。佐藤は午前に1分24秒790、午後に1分23秒767をマーク。アイロットから0.463秒差につけている。また、ペドロ・ピケ(ファン・アメルスフールト)は11番手、ミック・シューマッハー(プレマパワーチーム)は13番手だった。
一方、牧野任祐(ハイテックGP)は午前に1分24秒854、午後は1分24秒330と、19台中18番手のベストタイムに終わった。ただ、ハイテックGPはニキータ・マゼピンが14番手、ジェイク・ヒューズが16番手、ラルフ・アーロンが17番手と、チーム全体としてベストタイムとしては低調となっている。