カイル・ブッシュ先行のままファイナルラップに入ったが、最後の第3、第4ターンに入ったところで、ややペースの落ちたカイル・ブッシュにエドワーズが軽く接触。カイル・ブッシュはバランスを崩しアウトへ。何とかスピンはせずに持ちこたえたが、このアウトにはらんだ隙にエドワーズがインからパス。ファイナルラップの逆転でトップチェッカーを受けた。
エドワーズは400周中最多の151周で首位を走り今季2勝目。前戦ブリストルに続いての2連勝を飾った。トヨタは第6戦、第7戦のカイル・ブッシュの連勝に続き、4月中に行われた4戦全勝。また、2013年からトヨタが大会冠スポンサーを務めるようになった春のリッチモンド戦で、4年目にして初めてトヨタ車が勝利を挙げた。
合計78周、ファイナルラップまで首位を走行したカイル・ブッシュは惜しくも2位。トラブルに見舞われながらも追い上げたハムリンが6位、ケンゼスが7位、苦しみながらも終盤ポジションを上げたトゥルーエクス・Jr.が9位に入り、“トヨタ カムリ”は5台がトップ10フィニッシュを果たした。
次戦第10戦は5月1日(日)、米国南部アラバマ州タラデガのタラデガ・スーパースピードウェイで行われる。
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ドライバー カール・エドワーズ:
「カイル(ブッシュ)は偉大なチームメイトだ。我々は序盤はショートランでも速かったが、終盤のカイル・ブッシュは手を付けられないほど速く、捕まえられないと思っていた。しかし、クルーチーフの励ましもあり、諦めずに追い、ファイナルラップには勝負出来る位置まで近づいた。決して接触を狙ったわけではない。ファイナルラップの最終コーナーでは、彼に何か起こったのか、一気にペースが落ちた。彼のタイヤが終わってしまったようだった。彼はインを閉めたがタイヤはスライドしており、同じようにインを狙っていた私のペースが速かったために当たってしまった。午後のレースは非常に楽しかった。多くのファン、特に家族連れもたくさん訪れてくれた中で勝てて本当に嬉しい」
ドライバー カイル・ブッシュ:
「これもレースだ。今日の我々の“トヨタ カムリ”は素晴らしく速かった。おそらく我々にはロングランでカール(エドワーズ)ほどの速さが無かったと言うことだろう」