レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

海外レース他 ニュース

投稿日: 2017.07.11 10:38

TOYOTA GAZOO Racing 2017年NASCAR第18戦ケンタッキー レースレポート

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


海外レース他 | TOYOTA GAZOO Racing 2017年NASCAR第18戦ケンタッキー レースレポート

NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第10戦 Buckle Up in Your Truck 225
開催日:7月6日

クリストファー・ベルが今季3勝目!

 NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第10戦「Buckle Up in Your Truck 225」が7月6日(木)にケンタッキー・スピードウェイで開催された。

 6日(木)決勝前に予定されていた予選は雨のためにキャンセルとなり、スターティンググリッドはオーナーポイントで決定。
 
 決勝は午後7時半からの予定であったが、雨が止まないためスタートが順延され、予定よりも3時間以上遅れた午後10時39分に1.5マイルオーバルを35周、35周、80周の3ステージ合計150周(225マイル:約360km)して競われる決勝レースがスタートした。

 オーナーポイント順のスターティンググリッドのため、2番手以降に続いたトヨタ・タンドラ勢が首位を追い、グラント・エンフィンジャーが26周目に首位を奪取。

NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES第10戦 Buckle Up in Your Truck 225
NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES第10戦 Buckle Up in Your Truck 225

 
 一方、今季既に2勝を挙げ、ランキング2位に付けるクリストファー・ベルは最初のイエローコーション時、ピット作業のミスで23位に後退。追い上げようとした26周目にはスピンを喫するなど厳しい序盤戦となった。
 
 ステージ1は地元ケンタッキー出身で5番手からスタートしたベン・ローズが制し、ライアン・トゥルーエクスが2位、マット・クラフトンが3位、エンフィンジャーが4位とトヨタ勢が上位を占めた。
 
 自身のチームの4台目、今季2戦目となるゼッケンでの出走のため、27番手と後方スタートを強いられたカイル・ブッシュは、追い上げたものの中盤のピットでタイムをロス。ステージ1は14位で終えた。
 
 地元で嬉しいステージ初制覇を果たしたローズだったが、ステージ2の再スタートが切られた直後にスピンを喫し、壁にクラッシュ。これにチームメイトのエンフィンジャーが激しく突っ込み、ともにレースを終えることとなってしまった。
 
 再スタート後は、ステージ1を9位で終えたあと、ピット作業でポジションを上げた18歳のノア・グラッグソンが首位に立ち、チームオーナーであるカイル・ブッシュを抑えてステージ2を制覇。グラッグソンにとっては初のステージ制覇となった。
 
 カイル・ブッシュが2位。マイアット・スナイダーが5位、そして追い上げてきたベルが6位と、カイル・ブッシュ・モータースポーツがトップ6に4台入る速さを見せた。

 ステージ2を制したグラッグソンだったが、ステージ3の再スタートで他車と接触してスピン、ポジションダウン。
 
 変わって首位に立ったスナイダーを76周目にかわし、ベルがこの日初めて首位に立つと、その後はベルが首位争いを展開。
 
 119周目、残り32周での再スタートが切られたあとは、テール・トゥ・ノーズで追うブランドン・ジョーンズ(シボレー)とのマッチレースとなった。

今季3勝目を挙げたクリストファー・ベル
今季3勝目を挙げたクリストファー・ベル

 再三にわたって猛追を受けながらも凌ぎきったベルが0.187秒差でトップチェッカー。シリーズ最多となる今季3勝目を挙げた。
 
 グラッグソンが5位、カイル・ブッシュが6位、パーカー・クリガーマンが7位、クラフトンが8位に入り、トヨタ・タンドラは5台がトップ10フィニッシュを果たした。

 次戦第11戦は7月19日(水)に米国北部オハイオ州ロスバーグのダートオーバル、エルドラ・スピードウェイで開催される。

ドライバー クリストファー・ベル

「信じられないほどタフだったが、素晴らしいレースだった。プラクティスは順調だったが、決勝では私のミスでスピンしてしまった。コースはグリップが高く、追い抜きは困難だった」

「クルーチーフが素晴らしい判断で良いポジションにキープしてくれて、それが重要なキーだった。2位に浮上してから、首位を抜くのは本当に大変だったし、後方に落ちたときもポジションを上げるのは大変だった」

「自分が首位に立ってからは、彼(ブランドン・ジョーンズ:シボレー)に激しく攻められての神経戦となったが、自分が2位で首位を追っていたときの大変さを思いだして必死にポジションを守った」

「クリーンなバトルをしてくれた彼に感謝しているし、我々のトヨタ・タンドラは本当に速かった。格別な勝利だ。完璧な車両を仕上げてくれたTRDやチーム、関係者全員に感謝したい」


関連のニュース