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海外レース他 ニュース

投稿日: 2017.09.13 17:08

NASCAR:TOYOTA GAZOO Racing 2017第26戦リッチモンド

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海外レース他 | NASCAR:TOYOTA GAZOO Racing 2017第26戦リッチモンド

 ステージ2も序盤からトヨタ勢がトップ3で走行。イエローコーションの全く出ない展開となり、序盤首位を走行していたカイル・ブッシュはタイヤの摩耗に苦しみ後退。
 
 トゥルーエクス・Jr.が今季18度目のステージウィンを飾り、ケンゼスが2位、エリック・ジョーンズが3位。カイル・ブッシュは10位でボーナスポイントを獲得した。

 ステージ3もトゥルーエクス・Jr.が好調に首位を走行。トゥルーエクス・Jr.は、このステージ3の間に、今季の首位走行周回数が1500周を突破。昨年に続き2年連続の1500周リード記録を達成した。

 ケンゼスは、日が落ちて気温が下がっていくなかでハンドリング不調に見舞われ徐々にポジションダウン。
 
 255周目にこの日3度目となるイエローコーションが出された際、ピットロード入り口付近に止まっていた救急トラックを避けようとした前車が突然フルブレーキングし、直後にいたケンゼスは避けられずに追突。車両前部にダメージを負い、ケンゼスのレースはここで終わることとなってしまった。
 
 このコーションから4位で再スタートを切ったトゥルーエクス・Jr.は、すぐに首位を奪還。後続を引き離していき、残り10周の時点で2位に4秒もの大差をつけ独走。
 
 そのまま今季5勝目かと思われた残り3周、クラッシュ車両によるイエローコーションが発生。レースは延長され、最後の2周“オーバータイム”で決されることとなった。

 全車ピットへ向かい、新品タイヤでの2周スプリントへ。再スタートでトゥルーエクス・Jr.はライバルの先行を許し、3位のハムリンとともにファイナルラップでの逆転を狙ってアタックしたが、トゥルーエクス・Jr.とハムリンのラインが交錯し、2台は接触。コントロールを失ったトゥルーエクス・Jr.は壁に激しくクラッシュしてしまった。
 
 レースはこれにより出されたイエローコーションのままチェッカー。トヨタ勢はハムリンが5位、エリック・ジョーンズが6位、スアレツが7位、カイル・ブッシュが9位でフィニッシュ。
 
 しかし、未勝利ドライバーではなく、既に勝利を挙げていたドライバーが今大会勝ったことにより、ケンゼスは“プレーオフ”進出を決定。トヨタ勢は、マーティン・トゥルーエクス・Jr.が最多のボーナスポイントを経て首位、カイル・ブッシュが3位と有利な位置。
 
 そしてハムリンとケンゼスを加えた4名が“プレーオフ”進出を決め、次戦からの10戦でタイトルを争う。3戦ずつ終わるたびに、下位4名が脱落していきポイントをリセット(プレーオフポイントのみ持ち越し)、最終戦に残った4名のうち最上位でフィニッシュしたドライバーがチャンピオンとなる。

 次戦第27戦は9月17日(日)、アメリカ中部イリノイ州ジョリエットのシカゴランド・スピードウェイで行われる。

ドライバー デニー・ハムリン

「我々(ハムリンとマーティン・トゥルーエクス・Jr.)は本当にぎりぎりのバトルをしていた。ターン進入でブレーキングしたときに車両前部が路面に擦ってしまい、避けられなかった」

「不運なクラッシュで、望んでいた結果ではない。彼(トゥルーエクス・Jr.)は素晴らしいチームメイトだ。我々にとっては厳しい一日だった。レースを通してずっと苦しんだ。終盤は調整の甲斐ありやや良くなったが、そこまでだった」


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