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海外レース他 ニュース

投稿日: 2017.11.16 17:09

NASCAR:TOYOTA GAZOO Racing 2017第35戦フェニックス レースレポート

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海外レース他 | NASCAR:TOYOTA GAZOO Racing 2017第35戦フェニックス レースレポート

NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第22戦 Lucas Oil 150

開催日:11月10日

赤旗3度の大荒れサバイバル戦。
C.ベルとM.クラフトンがプレーオフ最終ラウンド進出

 NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第22戦「Lucas Oil 150」が11月10日(金)にフェニックス・インターナショナル・レースウェイで開催された。

 トラック・シリーズも残り2戦。プレーオフではトヨタ勢のクリストファー・ベル、マット・クラフトン。ベン・ローズの3名を含む6名が争っており、最終ラウンドへの4名へ向け熾烈な争いが繰り広げられた。

 10日(金)午後6時49分に1マイルオーバルを40周、40周、70周の3ステージ合計150周(150マイル:約240km)して競われる決勝レースがスタート。今季5度目のポールポジションを獲得したベルと、チームメイトのノア・グラッグソンが最前列に並んでスタートを切ると、19歳のグラッグソンが先行。

 10周目にベルが首位を奪還し、ステージ1はベルがトップチェッカー。この時点でベルは獲得ポイントによりプレーオフ最終ラウンドへの進出が確定した。

 ステージ1はグラッグソンが2位、クラフトンが3位、ローズ4位。

 ステージ2も上位の順位は変わらず。ベルが逃げ切ってステージを制覇。グラッグソン、クラフトン、ローズと続いた。この時点でクラフトンもプレーオフ最終ラウンド進出決定。

 ステージ3では、再スタートでグラッグソンが首位に立つと、中盤戦を支配。プレーオフではトヨタ勢の3人目、ローズの最終ラウンド進出なるかに注目が集まった。そのローズは、残り30周を切ったところで出されたイエローコーションからの再スタートで、プレーオフ進出を争うライバルとサイド・バイ・サイドでのバトルを展開したが、2台は接触。スピンしたローズにクラフトンが突っ込み、共にレースを終えることに。ローズはこれで惜しくもプレーオフ争いから脱落することとなってしまった。

 5台が絡むこととなったこのクラッシュによりレースは赤旗中断。再開後の再スタート直後にも5台が絡む多重クラッシュが発生し再び赤旗に。

 レースは残り10周での再スタートとなり、この日レースを支配した最前列のグラッグソンとベルがサイド・バイ・サイドで首位争い。2台は激しいバトルを繰り広げた末、接触によってグラッグソンがスピン。そこに後続が突っ込み、この日3度目の赤旗に。

 出場車の半分以上がクラッシュなどで戦列を去るという大荒れの展開となった今レースで、トヨタ勢の最上位フィニッシュを果たしたのはコディ・コーリン。自身にとってキャリア最高位、初のトップ5フィニッシュを果たした。

 次戦プレーオフ最終ラウンドの“チャンピオンシップ4”では、ベルとクラフトンの2名がタイトルを争う。

 シーズン最終戦となる次戦第23戦は11月17日(金)にホームステッド・マイアミ・スピードウェイで開催される。

ドライバー クリストファー・ベル

「(ノア・グラッグソンとのバトルは)本当にエキサイティングで、2人共に勝利を目指して全てを尽くし戦った。しかし、最後の再スタートで残念ながら2台共にアクシデントに見舞われてしまった。2人で本当にハードなバトルを繰り広げたが、残念ながら結果には繋がらなかった。次戦ホームステッドはこことは全てが異なるコースだし、タイトル獲得へ向け全力で臨む」


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