BTCCイギリス・ツーリングカー選手権の強豪チーム、モーターベース・パフォーマンスは、2018年シーズンに向け従来モデルの『フォード・フォーカスST』から、新たに『フォード・フォーカスRS』にスイッチすると発表した。
1月12~14日にイギリス・バーミンガムの国際トレードセンターで開催された“オートスポーツ・インターナショナル・ショー(ASI)”の会場でBTCCのメディアラウンチが催され、チームは2011年から投入してきたNGTC仕様の『フォード・フォーカスST』から、2018年モデルの『RS』にスイッチすることを表明。
さらに元WTCC世界ツーリングカー選手権インディペンデント王者、トム・チルトンの加入に合わせて、チーム名も『チーム・シュレッデド・ウィート・レーシングwithギャラガー』に変更された。
フォードの高性能ロードカーを象徴する名称である“RS”モデルだが、このシリーズにおけるRSネームの復活は、1992年に同チームが投入していた『フォード・シエラ RSコスワース』以来となる。
チーム代表を務めるデビッド・バートラムも「この新たな表情を持つニューマシンを公開できて、本当にうれしい」と、お披露目の場で喜びを語った。
「この冬の間、我々のフォーカスは“RS”にアップグレードされ、確実な若返りを果たした。私はキャリアの大半をフォードとともに歩んでいるし、彼らの大ファンでもある。RSは私のDNAであり、RSコスワースの名称とともにレースをしてきた。その名称をモーターベースの歴史として、再びBTCCに蘇らせることができて光栄だ」とバートラム。
また、このニューマシンは外観上の変更だけに留まらず、インナースキンに至るまで大幅なアップデートが導入されたという。
「RSスタイリングはBTCCのボディワークによく似合っている。とてもアグレッシブだし、チームは冬の間に素晴らしい仕事を成し遂げた。単純なバンパー形状の更新のみでなく、サスペンション、エンジン、アップライト、その他あらゆる領域に渡って改善が施されている」
この新型フォーカスRSは、すでにファブリケーションも完了しており、来月にはスペインにわたりプレシーズン・テストプログラムを開始する予定となっている。
「そのアップデートの成果がトラックで発揮できることに自信を持っているし、我々の新たなドライバーたちとともに2018年シーズンを戦うことを楽しみにしている」