1月30日に発表されたABBフォーミュラEの“第2世代”ワンメイクマシン。今までにない独特なデザインが注目を集めているが、ドライバーからは好意的な意見や懸念の声も挙がっている。
フォーミュラE第5シーズンから登場する新型マシンは、現行の『SRT_01E』と同様、スパーク・レーシング・テクノロジーが開発を手掛けたもの。
デザイン面では、現行モデルからノーズが太くなり、コクピット保護デバイス『ハロ』は発光システム備えられているほか、フロントウイングも大型化。また、リヤウイングについては左右に分割したデザインとなっており、大型のリヤディフューザーも装着されている。
従来のフォーミュラカーとは一線を画すデザインについて、ドライバーたちはSNS上で歓迎の声を上げている。
ジャン・エリック-ベルニュは「(バットマンが使う)バットモービルか第2世代フォーミュラEか? スーパーヒーローのようにドライブするのが楽しみだ」と投稿。そのほかダニエル・アプトやフェリペ・マッサも好意的な意見を発信している。
しかし、マヒンドラからフォーミュラEへ参戦中のハイドフェルドは、エレクトリック・レースの専門サイト『e-racing 365』に対し、マシンをドライブするまで自分の意見は定まらないとしながらも「デザイン面で突出しすぎではないかと感じる」と述べている。
「クールなデザインだとは思うけど、リヤウイングについては、これまで慣れ親しんできたものとはまったく違う。個人的には大好きだとは言えないし、この形状だとチームパートナーのロゴやカラーリングなどを識別しづらいんじゃないかな」
「少なくとも、第2世代マシンがこれまでのマシンとは違い、独特なデザインなことはたしかだ。最終的な判断は実車をドライブしてから下したい」
Batmobile or #Gen2 @FIAFormulaE car? Can't wait to drive it like a superhero next season! @TecheetahFE #FIA #ABBFormulaE pic.twitter.com/pyeLUWavP6
— Jean-Eric Vergne (@JeanEricVergne) 2018年1月30日