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2018.02.11

インディ開幕に向け盤石の態勢を整える琢磨。自身も驚く順調ぶりに「どうしちゃったんだろ?」


 インディカー・シリーズは開幕まで1カ月となり、2月9~10日にニ日間の合同テスト、スプリングトレーニングが行われた。

 今年レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング(RLLR)に移籍した佐藤琢磨は、1月末にセブリングでの初テストを終えてから、このフェニックスのオープンテストにのぞんでいた。

 セブリングではニューマシンにマイナートラブルも出て一抹の不安もなくはなかったが、このフェニックスに来てからはその不安も消し飛んだようだ。

 テスト前日がルーキーテストが充てられ、他のドライバーは二日目のからの参加。午後1時から4時までの3時間と、午後6時から9時までの3時間の2セッションが二日間設けられた。供給されるタイヤは1台につき1日3セットずつという設定だ。

 1周がおよそ20秒足らずのショートオーバルのフェニックスを、日中と夜間に分けどのようにテストプログラムをこなすのかが注目されるところだ。

ISMレースウェイで走行を重ねる佐藤琢磨

 RLLRは琢磨とグラハム・レイホールの2台で周到にテストプログラムを組み、さらに走行データは逐一交換していくことにより、順調にプログラムを消化していった。その結果は明確にタイムに現れていく。

 琢磨は日中のセッション2(セッション1はルーキーテスト)の最後でニュータイヤを投入し19秒6726とベストタイムをマークし、好調な滑り出しを見せる。

 さらに夜間のセッション3ではチームメイトのグラハムが19秒4574、琢磨もレイホールに次ぐ19秒4600を記録。RLLRの2台が1-2というこれ以上にない滑り出しを見せた。3 番手にはサイモン・パジェノー、4番手に昨年のチャンピオン、ジョゼフ・ニューガーデンとペンスキー勢が続いている。

「テストの初日をチームメイトのグラハムと1-2で終われて気分は良いですね。チームでいろいろとデータをシェアしながら、プログラムをうまくこなせました。ペンスキーやガナッシのクルマとコンペティティブなタイム争いですから明日はどうなるかわかりませんけど……」とタイムが出ている割には謙遜気味だった。

ペンスキーやガナッシを抑えて順調な仕上がりを見せるRLLR

 だがそんな杞憂も吹き飛ばすように、RLLRの2台は翌日のテストも快調にタイムを刻む。特に琢磨は日中、夜間どのコンディションでも最速という安定した速さだった。

 セッション4は、19秒3920で再びトップ。2番手にはペンスキーのウィル・パワー、3番手はガナッシのスコット・ディクソンとシリーズの列強たちを退ける。


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