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海外レース他 ニュース

投稿日: 2018.02.20 15:20
更新日: 2018.02.20 15:21

2018年からインディカーにフル参戦する3チーム。新風を吹かすことできるか?

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海外レース他 | 2018年からインディカーにフル参戦する3チーム。新風を吹かすことできるか?

 インディカー・シリーズでは、一部はインディ500のみ参戦を続けているが過去5年ほどの間にパンサー・レーシング、KVSHレーシング、サラ・フィッシャー・ハートマン・レーシング、ドラゴン・レーシング、ドレイヤー&レインボールド・レーシングがシリーズから姿を消した。

 しかし、2018年のベライゾン・インディカー・シリーズには新たにフルシーズン・エントリーを行うチームが現れた。シリーズに定着し、長く参戦を続けてくれることを期待したい。

 最初に紹介するのは、ハーディング・レーシング。インディアナポリスのビジネスマン、マイク・ハーディングがオーナーで、昨年インディ500を含む3レースに出場。当初の計画通りに今年からフルシーズンを戦う。ドライバーは昨年同様にギャビー・チャベスを起用する。エンジンも昨年と同じくシボレーだ。

 チームプレジデントには元インディカー競技長のブライアン・バーンハートが今年から就任。二度のインディ500優勝を誇るアル・アンサーJr.がドライバーコーチ兼エグゼクティブコンサルタントを務め、多くのチームで指揮をとって来たラリー・カリーがチームマネジャーという体制を敷いている。エンジニアは一昨年AJフォイト・レーシングで佐藤琢磨と組んでいたマット・カリー。チーム・マネジャーのラリーは彼の父親だ。

チーム代表のブライアン・バーンハートとギャビー・チャベス

 2014年インディライツ・チャンピオンのチャベスは24歳だが、スピードと安定感を兼ね備えている。2015年にインディカーへステップアップ(ブライアン・ハータ・オートスポート)するやインディ500とシリーズ両方でルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞。

カーナンバー88で参戦するハーディング・レーシング

 2017年は3回目の出場だったインディ500で9位(インディでの自己ベスト)、テキサスで5位フィニッシュ(シリーズでの自己ベスト)を記録した。今回のオープンテストでチャベスは20番手だった。

 次はヨーロッパの名門チーム、カーリン。佐藤琢磨をイギリスF3チャンピオンに就けたチームは2015年にインディライツへの参戦を開始し、2016年にはエド・ジョーンズをチャンピオンの座に就けた。アメリカでの活動4年目となる今年、トレバー・カーリンが取り仕切るチームはインディカーへとステップアップ。エンジンはこちらもシボレーだ。


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