今週末セント・ピーターズバーグで開幕を迎えるインディカー・シリーズ。開幕戦には24台がエントリーした。
いよいよ2018年シーズンがスタートするインディカー。昨年まではエンジンを供給しているホンダ、シボレーがそれぞれのカスタマーチームにエアロキットも供給していたが、今シーズンからはダラーラが製作したユニバーサルエアロが使用され、マシンの見た目も新しくなった。
カーリン、ユンコス・レーシング、ハーディング・レーシングが新たに参戦し、ドライバーラインアップも大きく変更された。
やはり長年チャンピン争いを繰り広げてきたエリオ・カストロネベスがいないのは寂しさを感じる。王者チーム・ペンスキーは4台体制から3台体制に変更し、カストロネベスはフル参戦を止めスポーツカーレースに転向。インディ500のみの参戦となった。
しかし、ディフェンディングチャンピオンのジョセフ・ニューガーデン、ウィル・パワー、シモン・パジェノーとチャンピオン経験者3人がそろうペンスキーは今年もシリーズをリードしていくだろう。
ライバルのチップ・ガナッシ・レーシングも2台体制に変更。“アイスマン”スコット・ディクソンのチームメイトには、昨年のルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得したエド・ジョーンズが務める。
トニー・カナーンはAJフォイトへ、チャーリー・キンボールとマックス・チルトンはカーリンへと移籍し、シボレーエンジンで今シーズンを戦う。
もうひとつのビッグチーム、アンドレッティ・オートスポートは4台体制を維持。インディ500王者の佐藤琢磨に代わり若手のザック・ビーチが加入し、アレクサンダー・ロッシが27号車、マルコ・アンドレッティがブライアン・ハータとの共同チームである98号車から参戦とチーム内での変更も行われた。