そのマシンを使った週末のフォーマットは、予選3ヒート制を採用。決勝はデイレースとトワイライトレースの1大会2レース制となり、決勝レース距離はどちらも60kmとされた。
週末のイベントコンセプトに「持続可能性と革新に満ちたテクノロジーの祭典」を掲げるエレクトリックGTホールディングスは、こうしたレースフォーマットと並んで“eカーティング”と呼ばれる電動カートによるサポートレースや、バーチャルレース・プラットフォームを活用したeスポーツ・レースなども開催するとしている。
EGTホールディングスのCEOを務めるマーク・ゲメルは、「この記念すべき最初のシーズンを迎えるにあたって、背後ではメンバー全員がとてつもない努力を重ねてきたが、こうしてシリーズカレンダーの発表ができたことは本当に喜ばしい」と、構想具現化に向けた歩みを振り返ると同時に、新シリーズ発足への期待を語った。
「我々、エレクトリックGTはいくつかの投資家と最初の制度設計に向けた資金調達の第一ラウンドを終えた。引き続きこの秋のオープニングに向け、我々はオープンな議論を行うべくドアを開けて議論を重ねていくつもりだ」
「そして重要なことに、エレクトリック・プロダクション・カー・シリーズのシーズンに向けて欧州でもっともエキサイティングなサーキットのいくつかを確保することができた。これによって、選手権の魅力をさらに高める素晴らしいプラットフォームを創出することができた」
「EVモータースポーツがもたらす可能性に興奮してくれた多くの支援者やパートナーとともに、今後さらに大きなニュースをいくつかお届けできるだろう。世界各国のファンに新時代のレースをお見せできる日が本当に待ち遠しいよ」