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海外レース他 ニュース

投稿日: 2018.05.29 06:30
更新日: 2018.05.28 19:37

プルタミナ・プレマ・セオドール・レーシング FIA F2第4戦モナコ レースレポート

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海外レース他 | プルタミナ・プレマ・セオドール・レーシング FIA F2第4戦モナコ レースレポート

優勝目前からのリタイア、そして捥ぎ取ったポイント
ニック・デ・ブリース、必死のリカバーでポイントゲット。
ショーン・ゲラエルはフィーチャーレースで2位表彰台

2018年5月23~26日
モナコ/モンテカルロ市街地コース

予選(木曜日)

 予選は狭い公道コースを考慮して2グループ。昨年このレースで勝っている#4 ニック・デ・フリースは得意のモナコでグループトップのタイムをマーク。しかしもうひとつのグループのトップタイムが僅か0.01秒速く、ポールを逃し総合で2番手に甘んじることとなった。
 
 一方の#3 ショーン・ゲラエルはGr.8番手のタイムだが、他のドライバーにさまざまな変動がありスターティンググリッドは12番手からとなった。

フィーチャーレース(金曜日)

 いつもより1日早いスケジュールで運営されるモナコGP。ショーンは12番グリッドから絶妙なスタートをを決め、すぐに7番手へと進出。早めのピットストップと言う戦略を立ててこれが当たりさらに順位を上げた。
 
 オーバーテイクが難しいこのモナコのコースで多くのオーバーテイクを決め、あっという間にポジションを上げた。何度もSCが入る荒れた展開を尻目に最終的には2位まで上がりそのままフィニッシュ。表彰台を見事に決めた。

 一方のニックは2番手と言う好ポジションからのスタートで最初から“優勝”のふた文字が見えかかっている状態。スタート良く2番手をキープしたままトップの#5 アレックス・アーボン(DAMS)を追走。
 
 オーバーテイクは時間の問題と思われた時にSCがコースイン。すぐにピットインの指示が出て、まさにそれは何もかもが勝利への絶妙なタイミングと誰もが思ったその瞬間……セーフティカーの2台後ろを走っていたニックはピットロードにステアを切る。
 
 アーボンはそのままSCに着いていく動きをしたと思いきや突然ステアをピットロードに向けて切った。ピットロード進入口をやや過ぎた位置からの切り込みだった為、アーボンはニックに被さるように動き、ニックのフロントタイヤにヒット。ニックはそのままピットに向かったが、アーボンはその場でスピン→ストップ。後にアーボンには次のレースで5グリッド降格と言う重いペナルティが科せられた。
 
 タイヤを変えたニックだが左フロントにダメージを受けてリタイヤ。目の前に勝利が見えていながら、その両手から“優勝”のふた文字は一気にこぼれ落ちた。

ショーン・ゲラエル(プルタミナ・プレマ・セオドール・レーシング)
ショーン・ゲラエル(プルタミナ・プレマ・セオドール・レーシング)


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