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海外レース他 ニュース

投稿日: 2018.06.20 16:46
更新日: 2018.06.20 16:55

豪州SC:第7戦ダーウィンでフォードから白煙。エレバスのホールデンが今季初勝利

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海外レース他 | 豪州SC:第7戦ダーウィンでフォードから白煙。エレバスのホールデンが今季初勝利

 オーストラリアで長い歴史を誇る人気ツーリングカー・シリーズ、VASCヴァージン・オーストラリア・スーパーカーの第7戦ダーウィン・トリプルクラウンが6月15~17日の週末に開催され、DJRチーム・ペンスキーのスコット・マクローリン(フォード・ファルコンFG-X)がレース1を制して今季6勝目をマーク。続くレース2でも連勝を狙うが、彼のフォードはスタート早々に白煙を上げ、代わってエレバス・モータースポーツのデビッド・レイノルズ(ホールデン・コモドアZB)が今季初勝利を挙げた。

 2018年シーズンのVASCを席巻する勢いのマクローリンは、ここ豪州北端のヒドゥンバレー・レースウェイでもプラクティスから速さをみせ、順当にポールポジションを獲得するかに思われたが、彼のフォード・ファルコンに立ちはだかったのはエレバス・ペンライト・レーシングのレイノルズと、ニッサン・モータースポーツのリック・ケリー(ニッサン・アルティマ)で、レイノルズはレース1を、プラクティス1で最速のケリーがレース2のポールポジションを獲得。それぞれがマクローリンを2番グリッドに押し留める意地をみせた。

 土曜のレース1スタートから、マクローリンを抑えて首位を快走したレイノルズだったが、序盤のピットストップでポジションを失うと、レース残り20周を切った段階で5台以上の集団バトルに巻き込まれさらに後退。

 ミドルスティントで一時首位に立ったアルティマのケリーも、最後のストップを早める戦略を採らざるをえず、結局6位までダウン。

 その真逆のストラテジーで各ストップを引っ張り、終盤2番手まで浮上してきたのは、名門トリプルエイト・レースエンジニアリングのSVGこと、シェーン-ヴァン・ギズバーゲンのホールデンで、レッドブル・レーシング・オーストラリアのクルーは迅速な作業で最後のストップを終えると、首位を行くマクローリンを視界に捉えることに成功。

 ファイナルラップに向けフォード・ファルコンFG-Xのテールに迫った2016年王者SVGだったが、ペンスキーのエースをオーバーテイクするには至らず。マクローリンが0.4秒差という薄氷のマネジメントで42周のトップチェッカー。2位SVG、3位にポジション挽回のレイノルズが入る表彰台となった。

 続く日曜のレース2は、ポールスタートのカストロール・レーシング、ケリーのアルティマと、フロントロウ、マクローリンが序盤から激しいマッチレースを展開。

 しかしロングストレートを持つコース特性から、ドラッグを減らしてバトルを優位に展開しようと、アルティマのテールに張り付き続けたマクローリンに異変が遅い、彼のファルコンFG-Xから白煙が上がる事態に。

R1ポールシッターのデビッド・レイノルズだったが、ピット戦略が絡み3位に後退
R1で8位に留まっていた王者ジェイミー・ウィンカップだが、R2では表彰台を確保
盤石のレース運びで今季6勝目を挙げたDJRチーム・ペンスキーのスコット・マクローリン
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