6月24日(日)、フランスのポール・リカール・サーキットでFIA F2第5戦のレース2が開催され、ニック・デ・フリース(プレマ)が優勝。日本の福住仁嶺(アーデン)は12位、牧野任祐(ロシアンタイム)はリタイアだった。
スプリントレースとして行われるレース2の周回数は21周、タイヤ交換の義務はない。
昨日行われたレース1で3位フィニッシュを果たしたロベルト・メリ(MPモータースポーツ)だったが、レース後の車検でタイヤの内圧不足が発覚し失格。牧野が8位に繰り上がり、レース2はポールポジションからスタートすることとなった。
その牧野はスタートで出遅れてしまう。次々と後方スタートのマシンに交わされ、5番手にポジションを落とす。一方、2番手スタートのニコラス・ラティフィ(ダムス)は好スタートを決め、トップでオープニングラップを終えた。
4周目のミストラルストレートで、ルイス・デルトラズ(チャロウズ)がラティフィを交わしトップに立つ。ペースの上がらないラティフィは6周目、デ・フリースにも交わされ3番手に後退する。
7周目、牧野が突如スローダウン。マシントラブルに見舞われリタイアを喫しレースを終えてしまった。
トップ争いが動いたのは13周目、2番手のデ・フリースがミストラルストレートのシケインでデ・フリースをオーバーテイク、トップに立つことに成功する。
レース終盤、6番手争いが激化する。16周目、ノリスがシケインでセルジオ・セッテ・カマラ(カーリン)に仕掛けるも、行き場を失いオーバーラン。続く17周目には再びノリスがセッテ・カマラを捉え、シケインでオーバーテイク。6番手に浮上してみせた。
ペースの上がらないラティフィは20周目、アントニオ・フォコ(チャロウズ)に交わされ、さらに最終ラップの1コーナーではノリスにも交わされる。その際にブレーキをロック、タイヤを痛めてしまい、8位フィニッシュとなった。
13周目にトップに立ったデ・フリースがそのまま逃げ切り優勝。2位にデルトラズ、3位にルカ・ギオット(カンポス)がつけた。
レーススタート時にエンジンストールを喫し、ピットスタートを強いられた福住は、ポジションを上げ12位でレースを終えている。
FIA F2第6戦は6月30~7月1日、オーストリアのレッドブルリンクで開催される。
■FIA F2第5戦フランス レース2 順位結果
Pos | No | Driver | Team | Time/Gap |
---|---|---|---|---|
1 | 4 | N.デ・フリース | プレマ・レーシング | 38’28.325 |
2 | 20 | L.デルトラズ | チャロウズ | 9.648 |
3 | 14 | L.ギオット | カンポス | 9.870 |
4 | 21 | A.フォコ | チャロウズ | 16.678 |
5 | 19 | L.ノリス | カーリン | 17.752 |
6 | 18 | S.セッテ・カマラ | カーリン | 20.405 |
7 | 5 | A.アルボン | ダムス | 20.732 |
8 | 6 | N.ラティフィ | ダムス | 24.445 |
9 | 17 | S.フェルッチ | トライデント | 35.726 |
10 | 15 | R.ニッサニー | カンポス | 41.643 |
11 | 11 | M.ギュンター | アーデン | 49.489 |
12 | 12 | 福住仁嶺 | アーデン | 53.765 |
13 | 16 | A.マイニ | トライデント | 59.010 |
14 | 1 | A.マルケロフ | ロシアンタイム | DNF |
15 | 9 | R.メリ | MPモータースポーツ | 1Lap |
16 | 10 | R.ボシュング | MPモータースポーツ | 1Lap |
17 | 8 | G.ラッセル | ART | 2Laps |
18 | 3 | S.ゲラエル | プレマ・レーシング | 2Laps |
NC | 2 | 牧野任祐 | ロシアンタイム | DNF |
NC | 7 | J.エイトケン | ART | DNS |