NASCAR XFINITY SERIES
第25戦 Lilly Diabetes 250
開催日:9月10日
2台のトヨタ・カムリがトップ10フィニッシュ
9月10日(月)にNASCARエクスフィニティ・シリーズの第25戦『Lilly Diabetes 250』がインディアナポリス・モーター・スピードウェイで開催されました。
今大会はエクスフィニティ・シリーズのみリストリクター・プレート(吸気量を制限し、エンジン出力を抑えるパーツ)が装着されて行われました。
降雨のために、金・土曜日に予定されていた練習走行、予選と決勝レースは全てキャンセルとなり、10日(月)に順延されて行われることとなりました。
10日(月)は、雨は止んでいたものの曇り空で、まだコース上には濡れた部分が残っている状態。トヨタ・タンドラに搭載されたコース乾燥システム“エア・タイタン”でスタート直前までコース乾燥作業を続け、予定よりも約20分遅れの午前10時27分、2.5マイルオーバルを30周、30周、40周の3ステージ合計100周(250マイル:約400km)して競われる決勝レースがスタートしました。
この週末一度も走行のチャンスがないまま、完全なぶっつけ本番で走行することとなったレースは、10周目にコンペティション・コーションが出された後、2度にわたってイエローコーションとなり、ステージ1の最後は僅か1周での決戦に。
今季7戦目の出場となったライアン・プリースが首位を争い、最後はリストリクター・プレートレースらしく4台が横一線でのフィニッシュとなりましたが、プリースは惜しくも2位。
ステージ2もトヨタ・カムリ勢は上位を争い、シリーズレギュラーのクリストファー・ベルが2位、プリースが5位、同じくレギュラーのブランドン・ジョーンズが6位。
ステージ3は序盤、ブランドン・ジョーンズが突然にタイヤパンクに見舞われ大きく後退。加えて好走を見せていたプリースも78周目に他車との接触でスピンを喫し、イン側の壁に激しくクラッシュ。プリースは無事でしたが、ここでレースを終えることとなってしまいました。
このクラッシュでレースは一旦赤旗中断に。再開後は、ベルが首位争いを展開しましたが、プレートレースならではの“ドラフティング”(空気抵抗を抑えるため複数台が連なって走行する)のパートナーに恵まれず、じりじりとポジションダウン。ベルは7位、ブランドン・ジョーンズが10位でレースを終えました。
エクスフィニティ・シリーズは次戦がレギュラーシーズン最終戦。次戦第26戦は9月15日(土)、ラスベガス・モーター・スピードウェイで行われます。
ドライバー クリストファー・ベル
「結果的には、ステージポイントを獲得し、7位でフィニッシュできたのは悪くなかったと思います。ここ2週間、われわれは20位以下の結果しか得られなかったので、流れは良くなっています」