最後方グリッドからのスタートとなったレース2では、福住にホンダの山本雅史モータースポーツ部長が「思いっきり楽しんでレースをやって来い!」と声をかける。
「スタートは良かったと言えるほどではないにしても、1台は抜いたので悪くはなかったと思います。スタートは(序盤戦は手こずったが)最近は安定してきていると思います。後方からのレースだったんで、タイヤのことは気にせずとにかくいけるだけいって攻めまくりました」
そう語る福住は1周目に16位、2周目に14位、3周目には13位と次々にポジションを上げていく。レコンブでレース1に続いてヒュースとペリーがクラッシュするなど、13周のレースで3度もセーフティカーが出動する荒れた展開となったが、8周目にはアルトゥール・ヤノスをパスして11位まで上がり入賞圏目前に。
しかし9周目のレコンブでケビン・ヨルグを抜こうとして接触し、相手をバリアに跳ね飛ばしたとして10秒加算ペナルティを科されてしまった。
「バックストレートでスリップについてアウトから抜こうとしたんですけど、向こうがすごくブレーキングを遅らせてきたんで僕も遅らせて、少しだけオーバースピードでターン5に入っていったんです。それでアウト側の縁石に乗って、クルマが跳ねてアンダーステアが出てしまい、彼にぶつかってしまったんです。それは僕のミスだし申し訳ないと思います」