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海外レース他 ニュース

投稿日: 2018.12.04 10:00
更新日: 2018.12.04 10:15

FIA F3:角田裕毅、テスト最終日は2番手タイムで悔しさみせるも「2019年もこの状態なら戦える」

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海外レース他 | FIA F3:角田裕毅、テスト最終日は2番手タイムで悔しさみせるも「2019年もこの状態なら戦える」

 2018年シーズンのFIA-F4選手権でシリーズチャンピオンを獲得し、2019年FIA F3(旧GP3)のシートを射止めた角田裕毅が11月29日~12月1日に行われたアブダビのヤス・マリーナ・サーキットでのGP3ポストシーズンテストに参加、最終日にカンポスのユアン・ダルバラに次ぐ2番手タイムをマークした。

 レッドブルカラーが施されたイエンツァーのマシンを駆る角田は、走り出しから高い適応力をみせ、初日は6番手タイムをマーク。2日目も6番手タイムをマークする好走をみせていた。

 そして最終日にはポジションを上げ、2番手タイムをマークした角田は、「トップを狙っていただけにちょっと悔しい」としながらも、確かな手応えを感じたようだ。

「最後に一番いい順位で終われたのでよかった。(ハロが装着される)2019年の規定に合わせて6~7キロほど(クルマが)重い状態で走っていたので、ベストな状態ではなかった。それを考えると今回はいいタイムを出すことができたかなと思います」

 角田にとって初走行となるヤス・マリーナ・サーキットでは、テストを通して「セクター2がうまく行かなかった」と語る。

「(2番手タイムを記録したときは)無難にまとめたという感じで、すごく良いラップではなかったです。それでもチームは喜んでいました。みんなお互いに握手しあっていて、いい雰囲気でテストを終えられました」

 初めての本格的なヨーロッパでの走行を終えた角田は、そのレベルの高さと日本のレースとの違いを実感したという。

「非常にレベルが高い。コンマ3秒の中に6~7台がいて驚きました。気の抜けないレースだなと思いました。チームのスケジュールも分単位で組まれていて、1分も無駄にしないスケジュールに驚きましたね」

 今回のアブダビテストでは、日本のFIA-F4と比べもっとも大きな違いともいえるピレリタイヤへの理解も深めていった。

「アタック1回目が一番美味しいですね。2回目も(アタックに)行けなくはないです。しかし2回目のアタックでは、セクター2までベストの状態ですが、セクター3はタイヤと“相談”していかなければいけない。なので、しっかり温めて、1周でアタックを決めるというのが理想です」

イェンツァーの角田裕毅。最終日は2番手タイムをマーク

■最終日午前は“譲りすぎ”でタイヤが機能せず。「最悪でした(笑)」


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