レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

海外レース他 ニュース

投稿日: 2019.01.28 16:53

TCR:2019年は新たなBoPテスト形態を導入。新規ホモロゲーションは5車種

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


海外レース他 | TCR:2019年は新たなBoPテスト形態を導入。新規ホモロゲーションは5車種

 WTCR世界ツーリングカー・カップを最高峰に、地域選手権や各国国内選手権など多数のリージョン選手権を抱えるTCR規定ツーリングカー・シリーズ。その全体を統括するWSC Ltd.は、2019年シーズンに先立ち各車のBoP(バランス・オブ・パフォーマンス)テストの実施方法を変更すると発表。2019年の性能調整に向けたトラックテストに参加するのは、TCR規定の認可を新規取得したモデルに限定するとアナウンスした。

 従来、シーズンインを前に行われていたBoPテストは、そのシステム導入のモデルケースとなったGT3規定同様に、年度ごとに指定されたひとつのサーキットに全車種を集め、統括団体の選出したドライバーがそれぞれのステアリングを握って各シチュエーションの走行を担当。性能調整に向けたベースデータを収集する方法が採用されていた。

 しかし2019年に向けてはTCR規定車種数の増大と、データ分析技法の進化、エンジンブースト圧調整などBoP調整方法の多様化などを受け、2019年に新たな公認を取得する車両のみがテスト参加の対象とされた。

 そのモデルは1月に北米デトロイトでワールドプレミアとなった『ヒュンダイ・ヴェロスター N TCR』を筆頭に、『Link&Co 03 TCR』、『アルファロメオ・ジュリエッタ・ヴェローチェTCR』、『ラーダ・ベスタ・スポーツTCR』、そして『ルノー・メガーヌR.S. TCR』の5車種が指定されている。

 このうち、中国・吉利汽車(ジーリー)グループのブランドである『Link&Co 03 TCR』と、先のヒュンダイ製新型クーペモデルのみがブランニューマシンとなっており、前車は現在ジーリー・グループ傘下、ボルボの元ファクトリーチームとして活動したポールスター・シアン・レーシングが今季のWTCR投入を目指して開発・投入するモデルとなっている。

2019年1月に初公開された『ヒュンダイ・ヴェロスター N TCR』も初のBoPテストに臨む
今季WTCRに4台体制で挑むLink & Co Cyan Racingは、早期のカスタマーカー販売も示唆している
例年のBoPテストに参加しながら、ロシア・シリーズ以外活躍の場が広らない『ラーダ・ベスタ スポーツTCR』
  


関連のニュース