また2018年はアウディスポーツ系のチームとして参戦したComtoyou Racingがクプラ・レーシングの支援を得て新たにセアト・クプラTCRを投入することも発表され、チームに残留するオーレリアン・パニスがステアリングを握ることが決まった。
昨年はアウディスポーツのカスタマーチームとして4台のアウディRS3 LMSを走らせたComtoyou Racingは、各マニュファクチャラーにつき最大4台まで、という新規則に対応する形で新たに2台のセアト・クプラTCRを投入すると発表。その最初のドライバーとして、WTCR2年目のパニスと再契約したとアナウンスした。
チームWRTレパード・ルクオイルが2台体制を敷くことに対応する形で、Comtoyouは新加入のニールス・ラングフェルドとフレデリック・バービッシュ用に2台のアウディRS3をキープし、その対となる2台にクプラ・レーシングのマシンをチョイスしたことになる。
そのComtoyouクプラのリードドライバーとして残留した24歳のフランス人は、2018年ドライバーズランキング17位。日本ラウンドで最高位となる4位を記録している。
「昨シーズンにはぺぺ・オリオラを筆頭に、セアトはすべてのトラックで速かったことを覚えている。そのことに自信を感じるし、クプラ・レーシングやComtoyouと再び協力して戦うことができるのは光栄だ」と、元F1ドライバーのオリビエを父に持つオーレリアン。
「昨季はゼロから始める厳しさがあったけど、今は多くの経験を積んで最終的には良いペースに到達した。2019年はタフなドライバーたちを相手に表彰台に挑めればと思っている」