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2019.03.14

2ドアには適さない? オーストラリア・スーパーカーが共通シャシー見直しを議論


海外レース他 | 2ドアには適さない? オーストラリア・スーパーカーが共通シャシー見直しを議論

 VASCヴァージン・オーストラリア・スーパーカーのCEOを務めるショーン・シーマーとシリーズの技術部門は、現在採用している“Gen2”と呼ばれる共通規定コントロールシャシー『カー・オブ・ザ・フューチャー(COTF)』に関して「技術的変更が可能かどうか、CAD(コンピュータ支援設計技術)上での検討を開始した」ことを認め、4ドアに最適化されたシリーズ共通シャシーを2ドア用に微調整する可能性を示した。

 FIAインスティテュートの開発したサイドインパクト構造などを採用した鋼管ロールケージ製COTFシャシーは、2013年の規定導入時にはホールデン・コモドア、フォード・ファルコン、ニッサン・アルティマ、メルセデス・ベンツEクラス、そしてボルボS60など4ドアサルーンに最適化されたデザインで登場した。

 しかし2017年からはGen2と呼ばれる新規定が発効され、2ドアクーペや5ドアの解禁、さらにはエンジン規定にも見直しが行われ、シリーズの魂とも言われる5リッターのV8自然吸気OHVのみならず、V6や直列4気筒、そして直噴ターボの採用も認められることとなった。

 これにより長年シリーズに冠されてきた”V8″の文字は消滅し、オーストラリアV8スーパーカーから、現在のヴァージン・オーストラリア・スーパーカーへと名称も変更されている。

 そのシリーズでしのぎを削ってきたホールデンとフォードは、そろってこの2シーズンの間にGen2規定対応の新型マシンを投入。2018年には5ドアハッチバックボディを持つホールデン・コモドアZBが登場し、現在は計画が延期されているものの北米のGMパフォーマンスセンターではキャデラック・ベースのV6直噴ツインターボの開発も予定している。

 そして2019年には満を持して、フォードがブランドの象徴とするスポーツカー、マスタングをシリーズに投入し、開幕戦のアデレード500ではデビュー2連勝という華々しい活躍を演じてみせた。

 このフォード・マスタング・スーパーカーの登場により、当然GMホールデン陣営も宿命のライバルであるシボレー・カマロへのスイッチを計画しているものの、そのプロジェクトを推進するホールデンの高性能市販車部門『ホールデン・スペシャル・ビークルズ(HSV)』を運営するウォーキンショー・アンドレッティ・ユナイテッドは「現行規定の共通シャシーにカマロのボディシェイプを合わせる作業は、一旦見合わせたい」との新たな見解を示している。

2013年からVASCに導入されたCOTFと呼ばれるコントロールシャシーは4ドアモデルを想定していた
中央の市販モデルに比べ、右サイドのVASC車両はアスペクト比が縦方向に伸びているのがわかる。左サイドはNASCAR用のマスタング
GMホールデン陣営も2020年のシボレー・カマロ投入を目指していたが、その計画も遅れる可能性が出てきた


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