【動画】フォーミュラEが北極圏を疾走。地球温暖化防止を訴える

　フォーミュラEマシンが北極圏を疾走する動画『World First! Formula E Car Visits Arctic Ice Cap #ProjectIce』が公開された。

　これは年々深刻さを増している地球温暖化に対する警鐘として行われたもので、グリーンランド政府の協力により実現した。

　電動フォーミュラカーであるフォーミュラEマシンがグリーンランドの北側にある北極圏を走行することで、自動車の未来は電気自動車であるべきとのメッセージが込められている。

　マシンをドライブしたルーカス・ディ・グラッシは「北極圏は、とても美しく、静かな場所だった」と振り返る。

「僕が降り立ったような海氷が温暖化の影響で急速に溶けている事実に、改めて衝撃を受けた」

「また、フォーミュラEに参戦する意味や電気自動車を運転する意味について、これまでとは違う視点で考えるようになったよ」

　フォーミュラEのCEO、アレハンドロ・アガグも「私には4人の子どもがいる。彼らと地球の未来は、私たちが環境問題にどう取り組むかにかかっている」と語った。

「我々ひとりひとりが環境問題に真摯に取り組み、考え、行動をしていく必要がある。私はモータースポーツのなかで、できることをしているんだ」

　また、今回の走行のドキュメンタリーを含む48分の動画が11月13日にモロッコで行われる第22回国連気候変動枠組条約締約国会議（COP22）で公開される予定だ。

■World First! Formula E Car Visits Arctic Ice Cap #ProjectIce