「正直なところ、私の挑戦者が同じヒュンダイi30 N TCRをドライブする近しい存在であることを願っているよ」とタルキーニ。
「昨年は最終戦の最終ラップまでタイトル争いが続いたように、このシリーズの競争レベルがとても高いことは誰もが知るところだ。引き続き2019年も新たなルール、新たなマシン、新たなドライバー、そして新たなサーキットと最後の最後まで戦うことになるだろうね」
一方、昨季はランキング4位に終わったチームメイトのミケリスも「残る目標はひとつ、タイトルを獲ることだけだ」と意気込みを語った。
「昨年ガブリエル(タルキーニ)が達成したことを考えれば、僕はタイトル獲得に向けて正しいマシン、正しいチームで戦っている。もちろん、WTCRの長いシーズンではあらゆることが起こるし、一貫性がとても重要になる。最速であることは当然、シーズンの最後にはより賢いものが笑うことになるかもね」
そしてWTCC時代にはBMWワークスの一員として戦ったファーフスは、DTMドイツ・ツーリングカー選手権を経て、再び世界選手権に復帰。アルファロメオ以来のFFツーリングカードライブとなるが「自信を持っている」と余裕を見せた。
「昨年、観戦する側としてWTCRを観られたことは最高に楽しいひとときだった。ここ数年でも最高レベルの世界的ツーリングカー・シリーズだと言えるね」と、DTMからのスイッチを決めたファーフス。
「リザルトから見ても、ヒュンダイがTCR規定ツーリングカーで最高の1台であることは間違いない。ドライバーとしてはつねに最高の道具で戦いたいというのが本音だし、2019年にドライブしないかと誘われた時には、答えを出すのが簡単だった。新たな挑戦や課題が待ち受けているだろうが、良い結果を持ち帰れると信じているよ」
そしてこちらもTC1時代のWTCC経験者であるキャッツバーグも、「WTCRで優勝すること」を目標にシリーズにカムバックする。
「僕は自分のドライビングスタイルがWTCRにマッチしていると考えているんだ。とくにニュルでの1戦を考えるとワクワクするね。なにより、アウグストやBRCヒュンダイ N ルクオイル・レーシング・チームと協力してポイントを重ね、レースで勝利を挙げる日を楽しみにしている」