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海外レース他 ニュース

投稿日: 2019.04.11 06:00
更新日: 2019.04.11 11:12

TOYOTA GAZOO Racing 2019年NASCAR第8戦ブリストル レースレポート

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海外レース他 | TOYOTA GAZOO Racing 2019年NASCAR第8戦ブリストル レースレポート

NASCAR XFINITY SERIES
第7戦 Alsco 300
開催日:4月6日

クリストファー・ベルが今季2勝目

 4月6日(土)にNASCARエクスフィニティ・シリーズの第7戦Alsco 300がブリストル・モーター・スピードウェイで開催されました。
 
 今季、同シリーズにトヨタは新型車両スープラを投入。開幕からここまでの6戦中4勝という速さを見せています。この4勝のうち3勝を挙げているカイル・ブッシュは今大会出場せず、トラック・シリーズに今季よりシリーズレギュラーとして出場している18歳のハリソン・バートンがスポット参戦でエクスフィニティ・シリーズへのデビューを果たしました。

 6日(土)13時16分、0.533マイルショートオーバルを85周、85周、130周の3ステージ合計300周(159.9マイル:約260km)して競われる決勝レースのスタートが切られました。

 同シリーズでのデビュー戦ながらトヨタ勢最上位の予選5番手グリッドを獲得したハリソン・バートンがトップ5圏内を争い、ステージ1は4位。8番手スタートのクリストファー・ベルは序盤、壁に軽くヒットしポジションダウンも追い上げ7位。ブランドン・ジョーンズも13番手スタートから10位でステージ1を終え、ポイントを獲得しました。

 ステージ2では、ピット作業で3位へと大きく順位を上げたベルが再び壁にヒットしポジションを落とすも粘りの追い上げ3位、ハリソン・バートンが8位、ブランドン・ジョーンズが9位と連続で3台揃ってのポイント獲得。

今季2勝目を挙げたクリストファー・ベル(#20スープラ)とデビュー戦でトップ10フィニッシュを果たしたハリソン・バートン(#18スープラ)
今季2勝目を挙げたクリストファー・ベル(#20スープラ)とデビュー戦でトップ10フィニッシュを果たしたハリソン・バートン(#18スープラ)

 ステージ3は、2位で再スタートを切ったベルが、この日レースを支配していたライバル勢に追いつくと、僅差のバトルの間にぎりぎりで割って入る素晴らしい追い抜きを見せ、首位に立ちました。

 ハリソン・バートンは7位走行中にタイヤのパンクに見舞われ壁に接触。これにより出された残り40周を切ってのイエローコーションで、首位のベルはピットへ向かいましたが、5位につけていたブランドン・ジョーンズが逆転を狙ってコースに残る作戦を採り首位浮上。

 ブランドン・ジョーンズとベルが最前列に並んで残り32周で再スタートが切られ、当初はブランドン・ジョーンズがリードしていましたが、交換したタイヤの優位性を活かしたベルが残り18周で逆転。ブランドン・ジョーンズはその3周後に壁にヒットしタイヤをパンク。イエローコーションが出されないなかでのピットインを強いられてしまいました。

 ベルはそのまま首位をキープし、第2戦以来となる今季2勝目を挙げました。トヨタ・スープラは今季5勝目。また、ベルは昨年夏のブリストル大会で惜しくも2位に終わった雪辱を果たすとともに、今大会設けられているエクスフィニティ・シリーズのレギュラードライバー4名によって賞金を争う“ダッシュ4キャッシュ”も制し、10万ドルの賞金を獲得しました。

 ハリソン・バートンは、接触で順位を落とすも終盤追い上げ10位でチェッカー。エクスフィニティ・シリーズのデビュー戦でトップ10フィニッシュを果たしました。

 次戦第8戦は4月12日(金)、リッチモンド・レースウェイで行われます。

ドライバーコメント:クリストファー・ベル

「ここブリストルでの初勝利と、ダッシュ4キャッシュボーナスを獲得できて最高です。スポンサーやトヨタ、TRD-USA、そしてチームの全員に感謝します。我々のトヨタ・スープラは本当に速かったです。ここ(ビクトリーレーン)に立てるのもこの素晴らしいチームのおかげです」


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