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海外レース他 ニュース

投稿日: 2019.05.19 07:27
更新日: 2019.05.19 07:29

第103回インディ500予選1日目:トップは伏兵ピゴット。琢磨はグリッドが確定。アロンソは31番手で通過ならず

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海外レース他 | 第103回インディ500予選1日目:トップは伏兵ピゴット。琢磨はグリッドが確定。アロンソは31番手で通過ならず

 インディカー・シリーズのメインイベントとなる第103回インディ500。18日に予選1日目の走行が行われ、エド・カーペンター・レーシングのスペンサー・ピゴットがトップスピードを記録した。

 佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は14番手となり、このポジションでグリッドが確定。フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・レーシング)は、31番手となり19日に行われるラストロウシュートアウトで決勝進出の3枠を争う。

 4日間のプラクティス走行を終え、予選を迎えた第103回インディ500。まずは前日のくじ引き順に1回4周の平均速度を計測するアテンプトが行われる。

 ファストフライデイでトップスピードを記録したコナー・デイリー(アンドレッティ・オートスポート)がくじ引きでトップアタッカーに。しかし、4周平均227.921mphとスピードは伸びず。

 続くスペンサー・ピゴット(エド・カーペンター・レーシング)が1周目を230.800mphで走行。徐々にスピードを落とすも平均230.083mphと好アテンプトを見せた。

 3番目のアレクササンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)は230mph台のスピードが出せず、続いて昨年ポールポジションを獲得したエド・カーペンター(エド・カーペンター・レーシング)がアテンプトへ。

 カーペンターは1周目を230.028mphを記録するも、ピゴットのスピードには届かず平均229.349mphで2番手に。

 エド・カーペンター・レーシングのふたりに届かないアテンプトが続くなか、9番目のアテンプトとなった昨年のウイナー、ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)が好アテンプトをみせる。

 2周を230mph台で走行したが、残り2周でスピードを落とし、ピゴットにはわずかに及ばず、パワーは平均230.081mphを記録し、カーペンターの前につける。

 16番目のアテンプトはエド・カーペンター・レーシングのエド・ジョーンズ。1周目を231.015mphとここまでのトップスピードを記録。しかし、2周目を230.070mph、3周目を229.110mph、4周目を227.595mphと落とししまい、3番手でアテンプトを終える。

 そして、佐藤琢磨がアテンプトへと向かう。ウォームアップラップは215.596mphとスピードに乗れず、1周目を228.779mph、2周目を228.257mph、3周目を227.866mph、最後は228.299mphで走行。平均228.300mphはここまでの9番手だ。目標としているポールシュートアウトには厳しいアテンプトとなった。

 18番目のアタッカーはインディカーGPで復活の勝利を挙げたシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)。1周目を230.521mphと好走。2周目には229mph台に落ち平均229.854mph。ジョーンズを上回るも、パワーには届かず3番手に。

2度目のインディ500予選に挑むフェルナンド・アロンソ
2度目のインディ500予選に挑むフェルナンド・アロンソ

 フェルナンド・アロンソは20番目にアテンプトへ。しかし、スピードは伸びず平均225.225.113mphでここまでの最下位となった。

 23番目のエリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)は230mph台に入れず10番手、続くジョセフ・ニューガーデンはチームメイトふたりに届かず4番手となる。

 昨年は予選落ちの涙を呑んだジェームス・ヒンチクリフ(アロウ・シュミット・ピーターソン)。今年も試練が訪れる。

 27番目のアテンプトとなったヒンチクリフは、1周目を228.159mphで走行。しかし2周目のターン2でスピンを喫し、激しくウォールにクラッシュ。ヒンチクリフに大きなケガはなかったが、「悪夢だよ」とインタビューに答えている。

コルトン・ハータ(ハーディング・スタインブレナー・レーシング)
コルトン・ハータ(ハーディング・スタインブレナー・レーシング)

 各車スピードが伸び悩む中、35番目に登場したルーキーのコルトン・ハータ(ハーディング・スタインブレナー・レーシング)が1周目を229.669mphで走行。平均229.033mphでまとめエド・カーペンターの後ろとなる7番手を記録する。

 全車が1回のアテンプトを終え、トップはピゴット。パワー、パジェノー、ニューガーデンとペンスキー勢が続き、5番手にジョーンズ、6番手にカーペンターとトップ6をシボレー勢の2チームが独占する。

■30番手以内を目指し白熱したアテンプト合戦へ


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