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海外レース他 ニュース

投稿日: 2016.09.22 09:00
更新日: 2016.09.23 16:23

インディカーはストーブリーグへ突入。シート争いはモントーヤがカギ?

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海外レース他 | インディカーはストーブリーグへ突入。シート争いはモントーヤがカギ?

 ソノマで最終戦を終えたインディカー・シリーズ。来季のシート争いが白熱している。マーケットのカギを握るのは、チーム・ペンスキーとの契約が切れるファン・パブロ・モントーヤのようだ。

 最終戦を終えた翌日、アンドレッティ・オートスポートはライアン・ハンター-レイとの契約を2020年まで延長することを発表。2012年のインディカー王者のハンター-レイは、もう一年あった契約を延長する新しい条件に同意した。

インディカー・シリーズ/契約を延長したライアン・ハンター‐レイ
インディカー・シリーズ/契約を延長したライアン・ハンター‐レイ

 35歳となるハンター-レイは「マーケットで試したくはなかった。4年間、キャリアが保障されていることは本当に貴重だ」とコメントしている。今季は未勝利となりシリーズ12位で終わったが2020年まで契約を延長したことで、11年間アンドレッティ・オートスポートで過ごすことになる。

 2016年もチーム・ペンスキーがインディカー・シリーズをリードした。チャンピオンをサイモン・ペジナウが獲得し、ウィル・パワーも最後まで王者を争った。ベテランのエリオ・カストロネベスもふたりに続くシリーズ3位でシーズンを終えた。そんな最強チームの中で、ファン・パブロ・モントーヤは今年で契約が終了となり移籍が噂される。

 2014年にインディカーに復帰したモントーヤは、昨年最終戦まで選手権をリードするもののチャンピオンを逃す結果となった。リベンジを誓った今季は開幕戦で勝利を挙げるも、チームメイトたちに遅れシリーズ8位となった。

 来年ペンスキーが4台体制を維持するかも決定していないが、チームマネージャーを務めるカイル・モイヤーは、「4人とも素晴らしいドライバーであり、いずれのレースでも勝利でき、インディ500を勝つ準備が整っている。それを手放したいかって? それは私が決めることではないよ。それはロジャー・ペンスキーがベストだと考えているかどうかだ」とコメント。

 モントーヤの代わりとして噂になっているのが、ジョセフ・ニューガーデンだ。今季1勝を挙げシリーズ4位となったニューガーデンは、今年でエド・カーペンター・レーシングとの契約が終了する。契約更新をする可能性もあるが、ビッグチームへの移籍の噂も後を絶たない。ペンスキー、あるいは契約が終わるトニー・カナーンの代わりにチップ・ガナッシ・レーシングへ移籍する話もあるようだ。モントーヤの動向によって、インディカーを代表する2チームがニューガーデン獲得を争うことになるかもしれない。

インディカー・シリーズ/マックス・チルトン
インディカー・シリーズ/マックス・チルトン

 一方でチップ・ガナッシ・レーシングは、今季ドライバーに加わった元F1ドライバーのマックス・チルトンとの契約延長を望んでいる。ルーキーイヤーの今季は、フェニックスでの7位が最上位でシリーズ19位に終わったチルトン。

 チップ・ガナッシ・レーシングのマネジングディレクターのマイク・ハルは、「我々はマックスとの複数年契約をするために一生懸命動いている。一緒に仕事ができれば、彼は大きなメリットになる」とチルトンを高く評価。

「このシリーズは多くの才能あるベテランドライバーがいる。オーナーたちは若いドライバーを試すのに2、3年は我慢しないといけない」とシリーズの難しさも語っている。


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています

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