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海外レース他 ニュース

投稿日: 2019.06.07 12:09
更新日: 2019.06.07 13:22

WTCR参戦中のロブ・ハフ、中国ツーリングカーで今季初参戦初勝利。7周スプリントで8台ごぼう抜き

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海外レース他 | WTCR参戦中のロブ・ハフ、中国ツーリングカーで今季初参戦初勝利。7周スプリントで8台ごぼう抜き

「何よりも素晴らしいマシンを用意してくれたチームとフォルクスワーゲンに感謝しなくちゃいけないね」とレース後に振り返ったハフ。

「スタートでは周囲の何台かがまだ“眠っていた”ようなので、そこで3つか4つはポジションを稼ぐことができた。2番手に上がった時にはまだ勝利を確信してはいなかったけど、彼(ファン-カルロス・チュー)がヘアピンでワイドになったので、僕にチャンスが巡ってきたんだ」

 2位に入ったファン-カルロス・チューに続き、3位には終盤にオーヤンをパスしたファン-カルロスの兄弟であるデビッド・チューが続き、オーヤンを含めBAICセノヴァ勢が2〜4位を占拠。5位に予選2番手タイムを獲得していたハフの僚友チェン・チャン-ダンが入っている。

 続くレース2は予選タイム順のオーソドックスなグリッドでのスタートが切られ、ポールシッターのハフが大きくリードを築いて1コーナーへ。2番手にアヴィラ、3番手にチェンとフォルクスワーゲン勢がワン・ツー・スリー体制を築くと、ターン3でスピンを喫したデビッド・チューらBAICセノヴァ勢を尻目に逃げ集団を形成。

 すると4周目のホームストレートでハフがアヴィラを前に出し、翌周にはチェンにも同じようにポジションを譲り渡すなど、チャンピオンシップでの戦いをアシストするチームプレーを見せる。

 そのまま10周のレースは波乱なくチェッカーを迎え、アヴィラが2019年シーズン初勝利を飾ると同時に、チェン、ハフのVWラマンドGTSがポディウム独占のレースを披露。

 その背後4位には、開幕戦デビューウインを飾ったチーム・キア・レーシング・チャイナの新型キアK3 2.0Tのマーティン・カオが続き、元WTCCエンジニアのマルコ・コロボーロ率いるイタリアのエンジニアリング企業ヘキサロン・レーシング・システムズが関与した新型モデルが、バラスト搭載状態でも戦える戦闘力があることを感じさせた。

 これで選手権ランキングはチェンが18点差で首位に立ち、続く6月23日開催の第3戦上海天馬サーキットでのイベントに挑むことになる。

予選タイム順のグリッドとなったR2は、新型フォルクスワーゲン・ラマンドGTS勢がレースを支配
新型にスイッチしたキアK3 2.0TやBAICセノヴァD50はトラブルやアクシデントで沈む結果に
R2の展開を完全に掌握したロブ・ハフが、チームメイトに先を譲るチームプレーを披露して1-2-3を決めた


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