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海外レース他 ニュース

投稿日: 2020.01.14 16:56

英国ツーリングカー:シビックで3勝挙げたジョシュ・クック、2020年もホンダ車をドライブ

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海外レース他 | 英国ツーリングカー:シビックで3勝挙げたジョシュ・クック、2020年もホンダ車をドライブ

「その点、2020年シーズンを前にして僕らは昨年蓄積したデータを解析し、オフに改良を加え、充分なテスト機会を経て今季の開幕を迎えることができる。この事実が、僕たちを確実に一歩前進させてくれることを願っている」

 そのクックは、2019年ランキング4位の実績を得ながら、わずかな差でインディペンデント・タイトルをロリー・ブッチャー(ホンダ・シビック・タイプR/コブラスポーツAmD)に譲ったが、2020年は改めて年間総合チャンピオンに照準を絞るとも付け加えた。

「そう、欲しいのはインディペンデント・トロフィーではなくオーバーオールでのBTCCチャンピオンという称号だ。2015年にBTCCに参戦して以来、それが僕の目標であり唯一の望みなんだ」

「僕たちは充分なテストもなく、ファクトリー支援のチーム(BMWワークスのWSRウエスト・サリー・レーシング)をあと一歩まで追い詰めたんだ。より多くの準備期間がある今、その最後の一歩を踏み出せない理由は見当たらないよ」

 2020年は3台体制への拡大を予定するBTCレーシングだが、その契約発表第1号となったクックに続き、チームは近日中にも2台目、3台目のドライバーをアナウンスするとしている。

 またシリーズオーガナイザーであるTOCAは、チームに対して任意選択制で供給する共通エンジンの次なるサプライヤー選定に向け、1月末を期限に新たな競争入札を開始した。

 現在、シリーズで“TOCA共通エンジン”と呼ばれる2リッター直列4気筒直噴ターボは、スウィンドン・レース・エンジニアリング(SRE)が供給を手掛けており、ファクトリー支援チーム以外のプライベーターを中心に、多くのマシンが搭載する名機となっている。

 このSRE製エンジンは現行のNGTC規定採択以降、全年度で共通エンジンに指定されており、前回2015年に実施された競争入札でもSREが5年間の契約を獲得。さらに1年の延長契約を確保したことで、2021年シーズン終了時までの供給権を保持している。

 今回の入札は、その次のタームとなる2022年から2026年までの5年間が対象となり、この新エンジンは同時にレギュレーション改定での実装が予定される“共通ハイブリッドシステム”への対応もにらんだ、柔軟な構成が求められることになる。

 新契約者の決定は6月が予定され、2022年の供給開始までにTOCAと共同でコストパフォーマンスのレベルを確認する作業に加え、18カ月の充分なテスト期間が提供される。

2019年からFK8へのスイッチを果たしたBTC Racingは、2020年に向け3台体制への拡大を計画している
スウィンドン・レース・エンジニアリング(SRE)が供給する2リッター直列4気筒直噴ターボのTOCA共通エンジン


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