世界選手権初年度のフォーミュラEシーズン7暫定カレンダー承認。開幕は2021年1月

　6月19日にリモート形式で行われたWMSC世界モータースポーツ評議会（ワールド・モータースポーツ・カウンシル）で世界選手権初年度となる2020／21年のABB FIAフォーミュラE世界選手権暫定開催スケジュールが承認された。

　電動フォーミュラカーで争われるABBフォーミュラE選手権は創立7年目となるシーズン7から、FIA公認のワールドチャンピオンシップとして開催される。

　ただし、このシーズン7は2020年内には開幕を迎えず、2021年1月16日のチリ・サンティアゴ戦で初戦を迎えることに。これは2019／20年のシーズン6が新型コロナウイルス（COVID-19）の影響で当初の予定どおり開催されていないことが要因とみられる。

　第2戦は2月13日にメキシコ・メキシコシティで行われると、2月26～27日にサウジアラビア・ディルイーヤでダブルヘッダーとして第3～4戦が行われる。

　その後は3月13日に中国・三亜戦が行われると、4月からはイタリア、フランス、モナコとヨーロッパを転戦。5月8日のモナコ戦後は、一度ヨーロッパを離れ5月23日に韓国・ソウル戦が行われる。

　開催地未定となっている6月5日開催の第10戦を挟んで、6月19日にドイツ・ベルリン戦、7月10日にアメリカ・ニューヨーク戦が行われる。シリーズ最終大会は7月24～25日にイギリス・ロンドンのダブルヘッダー戦として開催される予定だ。

　またWMSCでは暫定開催スケジュールのほか、フォーミュラEをより“効率的に”開催できるようスポーツ性と興行イベントとしての健全性を両立させることを目的としたコスト削減策や、より一層のカーボンフットプリント削減策を講じることも決議されている。

■2020/21 ABB FIAフォーミュラE世界選手権 暫定開催スケジュール（6月19日時点）

※：サーキットのホモロゲーション待ち