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海外レース他 ニュース

投稿日: 2020.10.27 11:24
更新日: 2020.10.27 11:25

チームゴウモータースポーツ 2020インディカーシリーズ第14戦 レースレポート

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海外レース他 | チームゴウモータースポーツ 2020インディカーシリーズ第14戦 レースレポート

2020年10月26日
株式会社チームゴウモータースポーツ

デイル・コイン・レーシング with チームゴウ
<2020 NTT INDYCAR SERIES レースレポート>
第14戦:セント・ピーターズバーグ・グランプリ(100周回)
開催地:セント・ピーターズバーグ・ダウンタウン/市街地コース/1.8マイル
予選開催日:2020年10月24日 予選結果:16位
決勝開催日:2020年10月25日 決勝結果:13位

アレックス・パロウ、力強い走りでルーキー・イヤーを締め括る

 デイル・コイン・レーシング with チームゴウのアレックス・パロウは、現地25日(日)に開催された今期最終戦となるセント・ピーターズバーグ・グランプリで力強い走りでトップグループを走行した後に13位でチェッカーを受け、インディカー・シリーズのルーキーシーズンを終えました。

 16番手から100周回のレースをスタートしたパロウは、グリーン直後に19番手に後退しましたが、28周回目で最初のピットストップをするまでに15番手までポジションをアップ。その後10周もしない内にフルコースコーションとなりパロウとチームは当初と異なる戦略を選択し、38周回目で再びピットインしました。

 さらに、そこから続く15周はフルコースコーションが何度も発生し、パロウは隊列の最後尾についていたため、セーフティカーの先導による隊列走行のあいだに2回ピットイン。1回目は46周目に燃料補給、2回目の51周目では燃料補給とオルタネートタイヤへの交換を実施しました。

 53周目のリスタート時に16番手につけていたパロウは、その後他のマシンがピットインしていく中で着実にポジションを上げていき、70周目にフルコースコーションが出された時点で3番手に浮上していました。さらに75周目のリスタートで2位に着けた後、再びのフルコースコーション。

 パロウは80周目のリスタートでラップリーダーとなりましたが、本レースで優勝を飾ったニューガーデン選手からオーバーテイクを喫することに。その後もフルコースコーションが続く荒れた展開の中5番手をキープしていましたが、94周目に燃料補給のためのピットストップを余技なくされ、パロウは最終的に13位でチェッカーを受け、2020年シーズンを終えました。

◆アレックス・パロウのコメント

「フューエルセービングのエンジンマッピングでミスをしてしまい、スタートはうまくいかずにポジションをいくつか落としてしまいました。このストリートサーキットでオーバーテイクするのはとても難しいので、イエローが出てすぐに戦略を変更して賭けに出ました」

「結果的にはうまく運びませんでしたが、そのときの戦略変更は正解だったと思っています。最後にもう1回イエローが出ればトップ5フィニッシュも可能だったかもしれないと思うのですが。今日のベストを尽くした結果ですが、これでシーズンが終わってしまうのはとても残念です」

「振り返ってみると、良かったこと、そうではなかったこと、色々ありました。限られたプラクティスでコースを学びクルマを理解しなければならない、総じて難しいシーズンだったと思いますが、すべての経験が貴重で、今後の糧になると思っています」

 パロウのシーズンランキングは、ルーキー・オブ・ザ・イヤーが2位、総合チャンピオンシップでは16位となりました。

 チームオーナーのデイル・コインは、パロウとサンティノ・フェルッチ(デイル・コイン・レーシング with ヴァッサー・サリヴァン)の両選手の今シーズンについて「チームにとって良い年でした。ドライバーはふたりとも経験を積みました。アレックスにとっては、今年はテストもなく、彼にとって未体験のコースばかりで、レースウイークエンドのスケジュールも短くてルーキー・デーもない大変なシーズンだったと思います。サンティノは印象的な走りを見せてくれました。両ドライバーとも今期はよくやってくれて、満足しています」と述べました。


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