DTMドイツ・ツーリングカー選手権、新生GT3規定での暫定エントリーリストを発表。19名が参戦へ

　4月16日、DTMドイツ・ツーリングカー選手権は、新たにGT3規定で争われることになった2021年の暫定エントリーリストを発表した。11カ国から元F1ドライバー、GT3レースのエース格、さらに女性ドライバーと幅広いドライバーラインアップで、18台19名のドライバーが暫定エントリーに名を連ねた。

　2020年まではスーパーGTとの統一車両規定で争われてきたDTMドイツ・ツーリングカー選手権だが、アウディの撤退発表にともない、2021年からはGT3車両で争われることになった。すでにチームからの参戦表明が行われてきたが、いよいよ暫定というかたちながらエントリーリストが公開された。

　リストに名を連ねたのは19名のドライバー。アルファタウリ・AFコルセはアレックス・アルボンとニック・キャシディがシートをシェアすることから18台の参戦で、車種ではかつてDTMを盛り上げてきたメルセデスAMG、アウディ、BMWという3メーカーのGT3車両に加え、1台のマクラーレン720S GT3、2台のフェラーリ488 GT3が参戦する。

　ドライバーでは2020年までF1に参戦していたアルボン、元F1ドライバーのクリスチャン・クリエン（スポット参戦予定）、日本で大活躍してきたキャシディ、さらにこれまでDTMではおなじみだったマイク・ロッケンフェラー、マルコ・ウィットマン、ティモ・グロック、ニコ・ミューラー、ルーカス・アウアーといったメンバーに加え、元王者のゲイリー・パフェットが参戦する。

　またケルビン・ファン・デル・リンデとシェルドン・ファン・デル・リンデの兄弟対決、GT3レースで速さをみせてきたマキシミリアン・ゲーツやヴァンサン・アブリル、リアム・ローソンやアージュン・マイニといったフォーミュラで活躍してきた若手、女性ドライバーのソフィア・フローシュなど幅広い顔ぶれがそろった。

　すでにホッケンハイムでテストが行われたDTMだが、5月4〜6日にはラウジッツリンクで公式テストが行われる。

2021 DTMドイツ・ツーリングカー選手権
暫定エントリーリスト