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投稿日: 2021.07.13 12:30

根本悠生 2021インターナショナルGTオープン第3戦ハンガロリンク レースレポート

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海外レース他 | 根本悠生 2021インターナショナルGTオープン第3戦ハンガロリンク レースレポート

 11日午後、60分間の決勝レース2は気温23.1度、路面温度33.9度というコンディションの中、スタートを迎えた。

 レース中に雨が降ることも予報されたが、スタート時点では完全なドライコンディションということもあり、全車がドライタイヤでスタート。19号車ムーランはオープニングラップで2台をかわし10番手にポジションを上げるも、そこからは均衡状態が続く。

 全車がドライバー交代を済ませた残り23分ごろ、激しい雨がハンガロリンクに降り注ぎ始めると、2番手スタートからレースをリードしていた777号車メルセデスがスピン。

 777号車メルセデス、そして2番手に続く88号車マクラーレンはたまらずピットイン。19号車根本も即座にピットへ入り、ウエットタイヤにチェンジする。コース上では複数台がスピンを喫したこともあり、残り20分のところでセーフティカーが導入される。

 続々と各車がピットに入り、レインタイヤに交換するなか、47号車メルセデス、63号車ランボルギーニ、7号車マクラーレンの3台はドライタイヤのままステイを選択。セーフティカーはレース終了まで約8分というところまで導入されることとなったため、結果的にはドライタイヤのままステイした3台の作戦が当たったかたちとなる。

 リスタート時には雨足も上がり、路面も乾き始めたため、首位47号車を筆頭に2番手63号車、3番手7号車のドライタイヤ勢はウエットタイヤを履いた4番手以下に圧倒的なリードを築くとそのままチェッカー。一方、根本は難しいコンディションかつ、オーバーテイクが難しいハンガロリンクにおいてライバル勢を続々とオーバーテイクし、6番手までポジションを上げてチェッカーを受けた。

 しかし、2位の63号車、6位の19号車のVSR勢2台に対し、決勝結果に10秒加算のペナルティが課せられることが発表された。VSRチームが最低ピットストップタイムを表示させる車内タイマーの設定値を誤ったため、2台は規定より5秒早くコース復帰していたのだ。

 このペナルティにより、63号車は3位に、19号車は10位に順位を落とすという結果となった。

 次戦となる第4戦は7月23〜25日に、VSRのファクトリーのあるフォルリから約40kmとほど近い、イタリアのイモラ・サーキット(アウトドローモ・インテルナツィオナーレ・エンツォ・エ・ディーノ・フェラーリ)で開催される。

インターナショナルGTオープンに参戦する19号車ランボルギーニ・ウラカン GT3 エボ(根本悠生/バプティスト・ムーラン)
インターナショナルGTオープンに参戦する19号車ランボルギーニ・ウラカン GT3 エボ(根本悠生/バプティスト・ムーラン)
インターナショナルGTオープンに参戦する19号車ランボルギーニ・ウラカン GT3 エボ(根本悠生/バプティスト・ムーラン)
インターナショナルGTオープンに参戦する19号車ランボルギーニ・ウラカン GT3 エボ(根本悠生/バプティスト・ムーラン)

■根本悠生 コメント

「良い面も悪い面もあった不安定な週末となってしまいました。自分が担当したQ1では、最初のアタックは上手くまとまったものの、2回目のアタックでピットアウトした際の位置が悪く、想定していたアタックをすることが出来ずに4番手。ペース的には、2番手まで見えていただけに悔しい予選となりました」

「土曜日のレース1は非常に良い戦いができました。スタートではブレーキングでアウトサイドからポルシェをオーバーテイク、その後もクルマと相談しながら63号車と共に追い上げる展開へ持ち込むことができました。チームメイトもこの決勝が初めてのドライ走行にも関わらず一周目から力強いペースを見せてくれたことで、チームとして今季3回目の1-2フィニッシュを飾ることができました」

「一転して日曜日は大苦戦。チームメイトが担当した予選で12位に沈んでしまったことで、レースでも厳しい展開となりました。僕が担当した後半スティントでは追い上げを開始し、突然の雨やセーフティーカーなど荒れた展開も味方につけ6番手まで順位を上げることができました」

「しかし、最低ピットストップ時間を確認するタイマーに、チームが誤った数値を設定したため、規定時間よりも短いピットストップとなってしまい、63号車とともにレース後にタイムペナルティを受け、僕たちの19号車は最終的に10位となりました」

「レース2は珍しくチームとしてのミスもあり、挽回叶わずという悔しいレースとなりました。しかし週末を通して主にセットアップ面で大きな発見があり、全体としては前進することができたのではないかと思います。折り返し戦となる第4戦イモラに向けて今一度チームとして更に強くなれるよう気を引き締めて挑みます。今大会も沢山の応援をありがとうございました」

インターナショナルGTオープンに参戦する根本悠生(ヴィンツェンツォ・ソスピリ・レーシング/VSR)
インターナショナルGTオープンに参戦する根本悠生(ヴィンツェンツォ・ソスピリ・レーシング/VSR)


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