7月30日~8月1日開催の第6戦に続き、ブラジル・パラナ州クリティバで連続開催されるSCBストックカー・ブラジルの第7戦に向け、ルーベンス・バリチェロとその長男“ドゥドゥ”ことエドゥアルド・バリチェロ(フルタイム・スポーツ/トヨタ・カローラ)に続く、新たな“ビッグ・ファミリーネーム”の参戦が決定。
アウトドローモ・インターナショナル・デ・クリティバの“外周”を使用して開催される高速2ヒート戦に向け、2021年シーズンもハースF1チームのテスト&リザーブドライバーを務めるピエトロ・フィッティパルディが、強豪フルタイム・スポーツのトヨタ・カローラをドライブすることがアナウンスされた。
ブラジルでは父の日(8月第2週の日曜)となる8月7~8日に“バック・トゥ・バック”での連続開催が予定される第7戦に、新たなスタードライバーの参戦が実現する。シリーズCEOを務めるバイカーのフェルナンド・ジュリアネッリ氏は「それは、ストックカーと我々の国のモータースポーツ史の中で重要な瞬間になるだろう」との期待感を語った。
「今シーズンのSCBには、ネルソン・ピケJr.やエドゥアルド・バリチェロ、フェリペ・マッサらが参戦している。そしてここに名門フィッティパルディ家の名が加わることになるんだ」と続けたジュリアネッリCEO。
「また、通常のレギュラーシーズンには(今回、ピエトロと交代する)トニー・カナーンもグリッドに並んでいる。彼がこのスポーツの軌跡で重要なパートを占める名前だということは衆目の一致するところだ」
「個人的にも、これはストックカーにとって歴史的なシーズンになると感じている。ファンは伝統的な名前と新しい世代の存在の両方で、長年にわたって記憶に残る勝負を目にすることになるだろう」
そのバイカーと強豪フルタイム・スポーツ、TOYOTA GAZOO Racingブラジル(TGRブラジル)、そしてメインスポンサーのテキサコに招待されSCB参戦を果たすピエトロは、今季前半戦からカナーンがドライブしていた48号車のトヨタ・カローラを引き継ぐことになる(カーナンバーは未発表)。
昨季2020年にはF1のアブダビGPなど終盤2戦に出場し、北米インディカーも経験するピエトロは、偉大な祖父エマーソンの兄弟であるウィルソンと、その息子のクリスチャンに続き、このストックカー“プロ・シリーズ”に出場するフィッティパルディ・ファミリーで3番目のメンバーとなる。