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海外レース他 ニュース

投稿日: 2022.05.29 11:35
更新日: 2022.05.29 13:36

王者マンタイ、序盤リードのTFスポーツがクラッシュ。12時間時点の首位はシューベルト/ニュル24時間

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海外レース他 | 王者マンタイ、序盤リードのTFスポーツがクラッシュ。12時間時点の首位はシューベルト/ニュル24時間

 5月28日(土)にスタートが切られたADACトタルエナジーズ24時間レース(ニュルブルクリンク24時間)は、現地29日(日)明け方4時にレースの折り返しとなる12時間が経過。現在の総合トップはイェッセ・クローン駆るシューベルト・モータースポーツの20号車BMW M4 GT3(クローン/アレクサンダー・シムズ/イェンス・クリングマン/ニクラス・クルテン組)だ。

 晴天に恵まれたニュルブルクリンク24時間の決勝日。気温13度、路面はドライという好コンディションのなか、レースは例年どおり3つのグループに分かれてスタートが切られた。その先頭グループでは、前日のトップ・クオリファイでポールポジションを獲得した26号車フェラーリ488 GT3エボ(オクタン126)がトップを守りグランプリコースから北コース“ノルドシュライフェ”へと入っていく。

 しかしフェラーリのリードは長くは続かず。レース開始から約20分後、3番手グリッドからスタート直後にひとつポジションを落としながらも、コース上で3台を交わした7号車ランボルギーニ・ウラカンGT3エボ(コンラッド・モータースポーツ)がトップに浮上にする。さらに、一度は7号車に抜かれた99号車BMW M4 GT3(ローヴェ・レーシング)がこれを交わして首位に立った。

■ファントール兄弟によるバトルは苦い結末に

 各車が1回目のピット作業を終わらせると5周目にピットに戻った“アンダーカット”組が上位に並び、90号車アストンマーティン・バンテージGT3(TFスポーツ)がトップを奪うことに成功する。

 コード60違反のペナルティによりグループ1最後尾からのスタートとなっていた、前年王者1号車ポルシェ911 GT3 R(マンタイ・レーシング)も同様の戦略で3番手に順位を上げると、スタートから1時間30分後にアストンマーティンを交わして総合首位に躍り出た。

 その後、90号車アストンマーティンがポルシェから首位を奪い返してレースが進んでいく。一方、5番手まで順位を落とした1号車は15号車アウディR8 LMSエボII(アウディスポーツ・チーム・フェニックス)と4番手争いを展開。兄ローレンス(マンタイ)と弟ドリス(フェニックス)による“ファントール兄弟”バトルが繰り広げられたが、その結末はショッキングなものとなった。

 ロングストレート“ティアガルテン”でサイドバイサイドとなった2台は、何度か接触を繰り返した後、最後のヒットでポルシェが姿勢を乱し、勢いを殺せぬままガードレールに激しくクラッシュしてしまう。幸いにもローレンスは無事だったが、前年王者の連覇を懸けた戦いは日没前の時点で終わってしまった。

第50回ADACトタルエナジーズ24時間レース(ニュルブルクリンク24時間)のスタートシーン
第50回ADACトタルエナジーズ24時間レース(ニュルブルクリンク24時間)のスタートシーン
クラッシュによりリタイアとなったマンタイ・レーシングの1号車ポルシェ911 GT3 R 2022ニュルブルクリンク24時間レース
クラッシュによりリタイアとなったマンタイ・レーシングの1号車ポルシェ911 GT3 R 2022ニュルブルクリンク24時間レース

■TFスポーツ、ローヴェが相次いでクラッシュ


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