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海外レース他 ニュース

投稿日: 2022.10.07 13:55
更新日: 2022.10.07 14:00

ウルティアやロッシの強力助っ人を退け、ルノー陣営が完勝/STC2000第10戦ブエノスアイレス200km

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海外レース他 | ウルティアやロッシの強力助っ人を退け、ルノー陣営が完勝/STC2000第10戦ブエノスアイレス200km

 2番手ルノーのペーニャ/ガルシア組を挟み、3番手にも18歳の新鋭ホルヘ・バリオ/ダミアン・フィネンチ組(トヨタ・カローラSTC2000)が続き、トヨタ勢がゲストドライバーのみで争われるスプリント戦に向け弾みをつけた。

 しかし、続く予選でその鉄壁トヨタ・タッグを撃破したのはルノーのガルシアで、長らくタイムボードの最上位にいたサンテロ/ロッシ組を上回り、Q1/Q2ともに総合首位を獲得。2021年大会に続き、ルノー・フルーエンスGTが2年連続のポールポジションを奪取した。

 2番手にカナピノのシボレーを預かるレデスマ、3番手に同じくブルーのクルーズをドライブするウルティアを従えたガルシアは、土曜スプリントのシグナルが消えるとすぐにリードを拡大。昨季まで慣れ親しんだハイテクFFツーリングカーのカローラを駆る4番手のロッシにも逆襲の機会なく、ルノーのガルシアが“ライト・トゥ・フラッグ”での勝利を飾ってみせた。

 この勢いを日曜まで維持したアクシオン・エナジー・スポーツ陣営は、スタートドライバーを担当した最年長チャンピオン記録保持者のペーニャが21周目まで盤石のリードを維持。ドライバー交代と“プッシュ・トゥ・パス”起動時に効果的な戦略を適用したガルシアは、サンテロからの追撃を巧みにかわしてポジションを堅守していく。

 一方、背後からワールドクラスで戦って来たウルティアのプレッシャーを受け続けたサンテロは、これを封じ込める方に集中力を割かれ、首位のルノーを逆転することは叶わず。ペーニャ/ガルシア組が2019、2021、2022年と3度目の200km戦制覇を成し遂げ、ペーニャにとっては併催のフォーミュラ・ナショナル・アルゼンティーナで息子のティアゴも勝利を飾るなど、STC2000でのポール獲得、スプリント制覇、そしてファイナル完勝と「まさに夢のような週末」となった。

 これで271点としてチャンピオンシップのリードも拡大したペーニャに対し、41点差でサンテロ、45点差でラヴァーが続く展開に。続くSTC2000第11戦は、10月22~23日にコルドバ州北部、アルタグラシアに位置するアウトドローモ・オスカー・カバレンで争われる。

日曜のファイナルも、Axion Energy Sport STC2000が勢いを維持し、ファーストスティントから逃げを打つ
ジュリアン・サンテロ(トヨタ・カローラSTC2000)を追い続けたウルティアだったが、オーバーテイクには至らず
TOYOTA GAZOO Racing YPF INFINIAは、18歳のホルヘ・バリオとダミアン・フィネンチのペアも4位に入った
王者アグスティン・カナピノ/クリスチャン・レデスマ組(シボレーYPFクルーズ)は大きく遅れ13位に終わった
ペーニャ/ガルシア組が2019、2021、2022年と3度目の200km戦制覇を成し遂げ、選手権でもリードを拡大した


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