NASCAR第3戦ラスベガスでカイル・ブッシュ(トヨタ・カムリ)とジョーイ・ロガーノ(フォード・フュージョン)がクラッシュし、その後乱闘騒ぎを起こした件について、シリーズ側はペナルティを与えないと決定した。
3月12日に決勝が行われたNASCARラスベガスでは、上位争いをしていたブッシュとロガーノが最終ラップに接触。バランスを崩したブッシュはピットレーンまでマシンがスライドしてストップした。
この接触に怒りが収まらないブッシュはレース後、ロガーノのピットへ向かうと顔面に向かってパンチを繰り出し、乱闘に発展。周囲にいたチームスタッフや関係者が制止したものの、ブッシュは額から血を流すなど、騒動となっていた。
この一連の騒動について、NASCARは調査を進めた結果、両ドライバー、両チームともにペナルティを与えないと決定した。
NASCARの副社長兼チーフレースオフィサーのスティーブ・オドネルは「(最終ラップでの接触について)さまざまな角度から撮影された映像をチェックし、関係者からの意見も聞いた。その結果、ペナルティは与えないと判断した」と語る。
「NASCARは最終ラップまで上位争いがもつれるほど激戦のレースだ」
「レース中、ドライバーたちの精神は高揚状態にある。そして、カイル・ブッシュとジョーイ・ロガーノのふたりは、シリーズのなかでも特に情熱的かつ競争心の強いドライバーなんだ」
「彼らとは週末に控えたNASCAR第4戦フェニックスのプラクティス前に話をするつもりだ」
■当事者同士も火曜に話し合い
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています