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投稿日: 2009.09.28 00:00
更新日: 2018.02.15 15:31

【トヨタモータースポーツニュース】2009年全日本F3選手権 第8大会 マーカス・エリクソンが逆転でタイトルを獲得!


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2009年全日本F3選手権 第8大会(第15,16戦)
コース:スポーツランドSUGO(3.704km)
予選:9月26日(土)晴:ドライ
第15戦決勝:9月26日(土)晴:ドライ
第16戦決勝:9月27日(日)曇:ドライ

マーカス・エリクソンが逆転でタイトルを獲得!

 全日本F3選手権の今季最終大会となる第8大会(第15戦、第16戦)が9月26日(土)と27日(日)の両日、宮城県のスポーツランドSUGOで開催された。

 今季の同シリーズには、CクラスにTOM'S TOYOTA 1AZ-FEエンジン搭載車両が5台出場、Nクラスは参戦車両9台全てがTOM'S TOYOTA 3S-GEエンジンを使用している。

 最終大会を前にして、タイトル争いは首位につけるTDPドライバーの井口卓人(PETRONAS TEAM TOM'S)と、これを僅か6ポイント差で追うチームメイトのマーカス・エリクソン(PETRONAS TEAM TOM'S)、そして18ポイントとやや離されたが、逆転の可能性を残すTDPドライバーの国本雄資(PETRONAS TEAM TOM'S)までの3人に絞られた。

 26日(土)午前11時20分より第15戦の予選(15分間)が行われ、国本が今季4度目のポールポジションを獲得。セッションが残り5分となったところで他車のクラッシュにより赤旗が出され中断、そのままセッションは終了となった。エリクソンが2番手、井口が3番手につけた。

 第15戦終盤のクラッシュの影響で、予定よりも5分ほど遅れて開始された第16戦の予選では、エリクソンがポールポジションを奪い、井口がこれに続いた。国本は終盤タイムを上げ、3番手につけ、両レース共に予選トップ3は、タイトルを争うトムスの3台が独占することとなった。

 Nクラスでは、第15戦は佐藤公哉(TEAM NOVA)、第16戦は山本尚貴(HFDP RACING)がポールポジションを獲得した。

 FCJ第13戦、フォーミュラ・ニッポンの予選を経て、午後4時15分から第15戦の決勝レース(18周)がスタート。

 ポールポジションの国本がポジションを守り、エリクソン、井口が続く展開となった。エリクソンは国本にぴたりとつけ、プレッシャーをかけ続けたが、国本はトップの座を譲らず、ポール・トゥ・ウィンで今季4勝目を飾った。ファステストラップで追い上げたエリクソンは2位。井口が3位に入り、トムスが今季7度目の表彰台独占となった。

 この結果、翌日の最終第16戦でのポールポジションボーナスを得ているエリクソンと、ランキング首位を守った井口との差はわずか2ポイントとなり、この2台によるタイトル争いは最終戦まで持ち越された。

 Nクラスでは佐藤がポール・トゥ・ウィンで今季3勝目を挙げた。

 27日(日)午後12時45分から第16戦の決勝レース(25周)がスタート。タイトルを争う2台が最前列に並んでスタートとなったが、2番手グリッドの井口が先行。エリクソンを抑え込んだ。

 井口の前でフィニッシュしなくては逆転タイトルのないエリクソンは毎周井口を激しく攻めるが、井口も必死のブロックで抑え、激しいバトルが繰り広げられた。

 11周目には追う側のエリクソンがわずかにコースオフ。その差は1秒ほどにまで広がったが、再びエリクソンが猛追。その差を詰めていき、21周目の第1コーナーでついに井口のインをつくと、若干エリクソンが前で、2台は並んだまま第2コーナーへ。ここでアウトの井口は行き場を失いコースオフ。スピンを喫し、縁石に乗り上げた井口は再スタートができず、そのまま痛恨のリタイアとなってしまった。

 この井口の車両を排除するためにセーフティカーが導入され、残り2周で再スタート。エリクソンは再スタートも決め、そのままチェッカー。逆転で2009年シーズンのドライバーズタイトルを獲得した。

 国本は、セーフティカーラン中に前に入ったNクラス車両に詰まった形となり、安田裕信(ThreeBond)の先行を許し、3位でフィニッシュした。

 Nクラスでは既にタイトルを決めている山本がポール・トゥ・ウィンで今季8勝目を挙げ、最終戦を勝利で締め括った。


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